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クルマ全体の印象がガラリと変わるのが車高だ。現状国産車としては唯一無二の「オフロード系ミニバン」というポジションなだけに、ラフロードに強そうなアゲスタイルが良く似合う。
具体的な方法としては、スプリングやショックアブソーバーといったサスペンションの交換、さらに大きなリフトアップ量を稼ぐために、スペーサーなどのボディリフトアップパーツを装着するなどが代表的。
乗り心地や運動性能にも大きく関わる部分なので、パーツ選びは慎重に。
1インチUP
1インチ=約25mm。こうやって数字で見てしまうとわずかな量だが、クルマ全体を見るとちゃんと車高がアップしているのがわかる。
1インチアップならサス交換だけで対応可能だ。
5インチUP
1インチと比べて、だいぶ迫力が増してくる5インチアップ。
サスペンション交換だけでなく、スペーサーやブロックといった専用パーツが必要になってくる。
予算的にも跳ね上がるがそれだけの効果は望める。
5インチUP
サスペンションメンバーとボディの間に専用のブラケットを挟みこむことで、車高が4インチアップ。
さらに専用の車高調で1インチと、合計5インチアップしたロードハウスのデモカー。
6インチUP
6インチもの上げとなるとその迫力も圧巻。
ハートランドのキットをベースにオートフラッグスのオリジナルキットをプラス。
大きな上げ幅でも走り性能を損なわない仕様に。
4インチUP
歴史がある分、カスタム深度が新型に比べて大きい先代モデル。
名門ショップ「オートフラッグス」では比較的オーソドックスとなっている4インチアップ。
+αのオフ系カスタムパーツも映える。
純正のショックアブソーバーとスプリングを専用パーツに交換するのがオーソドックスな方法。
さらに大きなリフトアップ量を狙うのであれば、専用のパーツをはさみ込むことでリフトアップを実現できる。スタイル的な部分だけでなく、乗り心地や走行性能をなるべく損なわないようにパーツ選びやセッティングをしたい。
予算を含めてプロショップとよく相談をして進めよう。
FRONT
フロントはスプリングとショックが一体型のストラット形状。
1インチぐらいであれば車高調キットやバネ+ショック交換で仕上げるケースが定番。
より大きなアップ量を狙うなら専用のブラケットキットなどが必要となる。
REAR
リアはスプリングとショックが別体式になっている。
写真は5インチアップのカディスデモカー。
ハートランドのリフトアップキット+オリジナル車高調キットでセッティング。
より大きな上げ幅を実現するハートランドのリフトアップキット。
専用設計のブラケットなどを挟んでアクスルなどを下げることで車高が上がる。
乗り降りがちょっと大変!?
もともと車高が高いミニバンであるデリカD:5をさらにリフトアップすると、クルマの乗り降りが少し大変になってしまう。
そこで足をかけることができるサイドステップが必需品となってくるのも覚えておこう。
リフトアップ時の予算の目安
リフトアップスプリングへの交換(1インチほど) 約10万円~
スプリング+ショック交換(1インチほど) 約15万円~
リフトアップキット装着(2インチ~) 約35万円~
オフロード系ミニバンという唯一無二の特性を持っているデリカD:5だが、新型となりアーバン的なカスタムも選択肢のひとつとして注目されている。
他車種でも装着率の高い「ブリッツ」の車高調キットであれば最大10cmのローダウンも可能となる。
アゲルックが基本となっているデリカD:5なだけに、シャコタン仕様は注目度アップ間違いなし。
もちろんホイールは20インチクラスをぜひマッチアップしたい。
最大で約10cmまでのローダウンセッティングができるブリッツの車高調キット。
減衰力は前後ともに32段階調整で、自分好みの乗り味に調整することができるのもうれしい。
スタイリングはもちろん、乗り味にもこだわって開発されたブリッツ・ダンパーZZ-R。
車高を落とし、さらに偏平タイヤを装着しても純正同等の乗り心地を実現。
大阪の人気ショップ「輝オート」で製作したローダウン仕様。
ブリッツの車高調で約7cmダウンして、NKWの20インチホイールをセットアップ。
縦目フェイス×ローダウンも斬新で捨てがたい。
デリカD:5の全高はノーマル状態でも1875mmと同クラスのライバルに対し若干高め。
足回りに手を加えなくてもタイヤ/ホイールのマッチングを工夫することで、ワイルドな雰囲気を引き出すことは可能。
アゲ系スタイルをキメるにはまずスプリング交換、という先入観を持っている人もいるかも知れないが、上げ幅によっては操縦安定性や駆動系への負担というデメリットもある。
しっかりと対策を練るためにそれなりの予算も必要となるのだ。
そういう意味では、最初は純正車高のまま攻めていくのもアリ。
ノーマル車高の持ち味を極めるという戦法も選択肢のひとつに入れておきたい。
タイヤ/ホイールの他、ステッカー類を除けばほぼノーマル状態のオートフラッグスの車両。
正直、このままでも十分過ぎるほどイケてると思う。
クロカンらしさを演出するならサイドウォールが分厚いオフロードタイプのタイヤは不可欠。
ホイールのブランドにもしっかりこだわりたい。
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