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KW AUTOMOTIVE JAPAN
ドイツを拠点とし、欧州車を中心にあらゆる車種のサスペンションキットを手がけてきたKW。
そのKWグループ内のブランドであり、同社の技術をフィードバックした商品を高品質かつリーズナブルな価格で販売しているのがSTサスペンション。
最近では海外に輸出されている国産車のラインアップも増やしており、新たに現行型のジムニー&ジムニーシエラ用車高調キットがデビューした。
最初はシエラ用のみだったが、この度64の適合確認が取れ、どちらのユーザーにもアピールできる商品となった。
車高調としてはリフトアップではなく、ローダウンに特化した商品。
新型からはストリートをメインに走るニーズも増えてきたこともあり、コーナリング時などのロール感を抑えて安定して走る方向に振っている。
ジムニーは最大マイナス25mm、シエラは最大マイナス35mmの調整幅があるため、さり気なくローダウンしてオシャレに決めたい人にもオススメ。
キモとなるショックアブソーバーは、KWのテクノロジーがふんだんに詰め込まれている。
構造はツインチューブを採用し、減衰力は伸び側と縮み側を別々にコントロールするバルブシステムとなっているのが特徴。
減衰力の調整ができるのは伸び側だけとなり、縮み側まで変わることはないため、減衰力の変化をよりダイレクトに感じることができる。
減衰力は16段調整式で、走るシーンに合わせて細かくセッティングできるのが強み。
バネレートはあえて非公開にしているのは、バネレートだけでは何も判断できないほどダンパーの作りに自信を持っているから。
KWの血を引いたキットだからジムニーでスポーツ走行を楽しみたい人にも最適だ。
1台分フルセットで販売。STサスペンションのイメージカラーはイエロー×ブラック。
スプリングはイエロー塗装を施して、組み込んだ時に鮮やかな色合いが目を惹く。
減衰力 伸び側調整式
ローダウン量 JB64W:5〜25(mm) JB74W:15〜35(mm)
価格 17万6000円
フロントのショックアブソーバーは、付属のダイヤルを回して減衰力を調整する。
写真はイメージで、ショックを取り付けたままで調整可能だ。
ロールをしっかり抑え、変な突き上げ感を緩和してくれるバンプラバーは言わば「第2のスプリング」。
前後のショックに標準装備している。
リアの減衰力はブッシュ近くのカバーを外し、付属のレンチで調整する。
一度限界まで締め込んでから戻していくのがセッティングの基本といえる。
デモカーは外径が大きいタイヤを履かせているためちょっと車高が上がっているように見えるが、25mmローダウンしている。
調整幅は多少余裕があるため、ジムニーらしいワイルドさも欲しいという人は若干車高を上げても良いだろう。
ジムニーの足まわりは前後共にスプリングとショックアブソーバーが別体構造。
つまり車高の調整は、付属のアジャスターをレンチで回して行う。
イエローのスプリングと、ブラックのショックアブソーバーのコントラストが華やかだ。
デモ車のジムニーは25mmローダウン
問KWオートモーティブジャパン 075-771-7351 https://www.h-c.co.jp
Vol.244 スズキ ・ ジムニー&ジムニーシエラ No.7(2020/6/30)より
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