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150系ランドクルーザー・プラドのオフ系カスタムが人気だ。
無骨なデザインのホイールに、ゴツゴツとしたオフロードタイヤを組み合わせ、程よくリフトアップ。
なにも野山を駆け巡るためにそんなワイルドなカスタムをするわけではないが、世はアウトドアブーム。
たまにはキャンプや釣りなどアウトドアなシーンにも行くだろう。そんな時は気兼ねなく性能を発揮できる。
そしてノーマルのプラドよりも、自然を前に映えるし、優越感に浸れるサイトが作れるはずだ。
しかし、常日頃乗るのは街中。会社への通勤、奥様の買い物や子供達の送り迎え。日々の足としては、使い勝手を損なうことなく、かつお洒落でありたい。
そんなバランスの取れたプラドを新車コンプリートカーとして販売しているのが、ウィードだ。
ウィードは兵庫県の三木市に本店、加古川市に土山店を構えるプロショップ兼コンプリートカーショップ。
設立の頃から力を入れているハイラックスサーフをはじめ、プラド、デリカD:5、FJクルーザーなど様々なコンプリートカー販売やカスタム、整備を手掛ける。
そもそもコンプリートカーってどんなものか。訳せば完成したクルマだが、ここで言う“完成”とはカスタムのこと。
つまりノーマルではなく、カスタムが完成したクルマということ。
カスタムの手法は車種によっても違うし、様々な方向性があるが、ウィードがプラドに向けて提案するのは、MCLIMB(エムクライム)コンプリートと呼ぶ街でもアウトドアでもハマるオフ系カスタムだ。
車高も自社パーツのサスペンションで40ミリアップを実現。リアビューに力強さを与えるデュアルマフラーやナビ、シートカバーも装備され、まさにオフ系カスタムの完成形。
ウィードがコンプリートカーとしてこだわっているのはその部分。
ただパーツを付けるだけではなく、日々の不便さや不安感はできる限り抑える。ひと昔前のような「カスタムしてるんだからしょうがないでしょ」ではないのだ。
例えばオーバーフェンダーは左右合わせて約70ミリのワイド化となる。ノーマルの全幅は1885ミリだが、オーバーフェンダーを装着すると1960ミリ。
ウィードでは、新車の新規登録前にこの状態で陸運局へ持ち込み、車幅の記載変更をしっかりと行う。
マフラーも見た目はワイルドだが、リアピースのみで音は静か。閑静な住宅地だって安心だ。
ホイールもオーバーフェンダー装着に合わせた専用設計。スペーサーを使って帳尻を合わすことはせず、理想の足元を作り出す。
さらに驚きなのが、安全装置の調整やフロントデフの調整。
現行モデルのクルマには安全装備が当たり前のように備わっている。カスタムしたせいでそれらが使えなくなるのはもったいないし、何より不安だ。
ウィードのコンプリートカーでは、レーダーや単眼カメラの調整まですることで、リフトアップをしても、しっかりと安全装備が機能するようこだわっているのだ。またフロントデフを調整することで、乗り心地もしっかりと確保する。
このスタイリングと安心感。コンプリートカーならではの全方位の、しかしやり過ぎないカスタムがウィード流。
アウトドアでも映える、街中でもお洒落に乗れる。これなら家族みんなでプラドが楽しめるに違いない。
MCLIMBコンプリート
ガソリンモデル:425万7000円〜
ディーゼルモデル:488万3000円〜
問:ウィード
本店ショールーム 0794-73-8000
土山店ショールーム 078-942-1600
https://www.weed10.com/
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_霜田奈緒]