後編は走行性能と先進安全装備

いま機能進化が著しい2項目を評価!


Part1ではボディサイズ、インパネ&シート、ラゲッジルームなど、普段使いで重視する3項目を評価しました。Part2ではいま機能進化が著しい走行性能と先進安全装備の2項目をピックアップして、機能の有無や使い勝手を編集部の独断と偏見で評価しました! さて、国産コンパクトカーの頂点に立つのは、ホンダ・フィットかトヨタ・ヤリスのどちらでしょう! クルマを選ぶときはアナタの気になる項目を重視して、最適な1台を選んでみて下さい。


対決項目4

走行性能


【FIT】e:HEV HOME 評価◎




パワートレーンが1.5L自然吸気+モーターで同じではあるが、エンジンは4気筒で、エンジンとモーターの最高出力&トルクともに、ヤリスより優勢。2モーターシステムのハイブリッド「e:HEV」は、モーターとエンジンのイイトコ取りで、日常のほとんどのシーンをモーターで走行が可能なため、 WLTCモード燃費が2WD車で28.8km/Lと優秀だ。路面の小さな凹凸でもサスペンションが細かな振動を抑制するのでボディが安定し、スムーズな乗り心地を実現している。


エンジン最高出力:72kW(98ps)/5600-6400rpm

エンジン最高トルク:127Nm(13.0kgf・m)/4500-5000rpm

モーター最高出力:80kW(109ps)/3500-8000rpm

モーター最大トルク:253Nm(25.8kgf・m)/0-3000rpm


【YARIS】HYBRID G 評価◎




パワートレーンが1.5L自然吸気+モーターで同じではあるが、ヤリスは3気筒エンジンになるため、エンジン振動がやや気になる。エンジンとモーターの最高出力&トルクはフィットに譲るが、WLTCモード燃費は2WD車で35.8km/Lとヤリスに軍配が上がる。コンパクトカー向けのTNGA-Bプラットフォームを初採用し、軽量かつ高剛性で低重心なボディに仕上げているので、操縦性や運転のしやすさは抜群だ。


エンジン最高出力:67kW(91ps)/5500rpm

エンジン最高トルク:120Nm(12.2kgf・m)/3800-4800rpm

モーター最高出力:59kW(80ps)

モーター最大トルク:141Nm(14.4kgf・m)


対決項目5

先進安全性能


【FIT】e:HEV HOME 評価○




衝突被害軽減ブレーキは自転車も検知するだけでなく、近距離の障害物にも対応する点はヤリスより優勢。しかし、前後誤発進抑制機能、車線逸脱警報&車線維持機能、オートマチックハイビーム、ACCなどはヤリスと同等の機能ではあるが、先進安全性能が最新軽自動車並みに進化を遂げた。


<Honda SENSING>

●対車両&対歩行者衝突被害軽減ブレーキ

●前後誤発進抑制機能

●車線逸脱警報&車線維持機能

●オートマチックハイビーム

●道路標識認識機能

●先行車発進通知機能

×後方車両検知機能

●全車速追従式ACC


●:標準装備

○:オプション


【YARIS】HYBRID G 評価◎




衝突被害軽減ブレーキは自転車に加え、夜間歩行者も対応。また、右折時などに交差点を直進する車両や横断する歩行者も検知するため、性能はヤリスが優位。車線逸脱警報&車線維持機能、オートマチックハイビーム、ACCなどは標準で、オプションの前後誤発進抑制機能を選べばフィットとほぼ互角になる。しかし、ヤリスはここからがスゴイ。高度駐車支援システムや後方接近車両検知システムなどもオプションで選べるので、ヤリスの勝ち〜。


<Toyota Safety Sense>

●対車両&対歩行者被害軽減ブレーキ

○前後誤発進抑制機能

●車線逸脱警報&車線維持機能

●オートマチックハイビーム

●道路標識認識機能

●先行車発進通知機能

○後方車両検知機能

●全車速追従式ACC


●:標準装備

○:オプション


いかがでしたか? 必須5項目をチェックしたところ、フィットは「◎」が3個、ヤリスは「◎」が3個で引き分けという結果になりました。室内の居住性や荷室空間を重視するならフィット、取り回し性や燃費を重視するならヤリスという選び方をするのがベターでしょう! これで、満足のコンパクトカーライフを送れるハズです。


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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 【フィット対ヤリス】 同時期に発売した2大コンパクトカー 必須5項目をチェックしてどちらが買いか判定! Part2