ここらで一息、好きにまみれろcolumn




初代RAV4はポップなスタイルで人気を博したが、そのカワイイ外観に反し、オプションでLSDを設定するなど、単なるファッションヨンクに留まらない存在だった。

現行RAV4も、その血脈を継ぐモデル。

しかも、最新のデバイスを惜しみなく注ぎ込み、高次元の走行性能を手に入れているのだ。


いわゆるヨンク系ジャーナリストからも評判の良いRAV4の走り。

特に4WDモデルは全車に4WD統合制御『AIM(AWD Integrated Mana

gement)』が搭載される。

ざっくり言えば駆動力、4WD、ブレーキ、そしてステアリングまで、路面や運転状況に合わせ統合制御(マルチテレインセレクトなど、モード選択も可能)することで、優れた操縦安定性と操作性、走行性能を提供するワケだ。


さらに注目が、ガソリン車4WDに採用されている『ダイナミックトルクベクタリングAWD』。

前後トルク配分のみならず、リアの左右輪のトルクを独立して制御することで、優れたハンドリングを獲得。

オンロードでも「グイグイ曲がる」との評価を得るのは、この機構によるところが大きいか。

また4WDが不要な状況では後輪への動力伝達をカットする『ディスコネクト機能』を装備。


SUVと言えど、燃費向上のための努力は忘れていない。

ハイブリッド車が採用する電気式4WDシステム『E-Four』も、前後輪のトルク配分を100:0~20:80の可変とし、コーナーリング中のトルク配分も最適に制御。

思い描いたラインをトレースすることが可能となった。


このように最新の装備により、賢い4輪制御を獲得したRAV4。

“オン”でも“オフ”でも、走る場所を問わず、高い走行性能と走破性、そして走る楽しさをボクらは堪能できるのである。


チカラ1 世界発の新4WDシステムはかなりスゴイ!


ダイナミックトルクベクタリングAWD


G“Z package”とAdventureに搭載される新開発4WDシステム『ダイナミックトルクベクタリングAWD』。前後はもちろん、後輪トルクを左右独立で制御することで、高い走破性と走安性を獲得。エンジンパワーを余すことで路面に伝えられるため、力強い走りも実現する。4WDが不要な時は、後輪への動力伝達をカットする『ディスコネクト機能』も備えるのも特徴。



後輪は、右旋回時は左側に、左旋回時は右側にトルクを掛けることでイメージ通りのラインをトレース。思い通りに、安定した姿勢で曲がる!


チカラ2 2WDと4WDを賢く制御し燃費に貢献


ディスコネクト機構


4WDは2WDと比較して燃費面で不利。そこで2WDでの走行でOKと判断した場合、後輪への動力伝達をドグクラッチで切り離す(ディスコネクト)。動力損失を低減し、燃費向上を図るワケだ。前後ラチェットシフト式ドグクラッチでのディスコネクト機能は、世界初搭載となる。



後輪への余分な動力伝達を瞬時に停止することで燃費が向上。4WDが必要な状況になれば素早くコネクト状態=4WD状態になる。


チカラ3 あらゆる路面状況で4WD性能を発揮する


マルチテレインセレクト




ガソリン4WD車は、オフロード走行時に路面状況に応じた走行支援を行うための『マルチテレインセレクト』を搭載。3つのモード(MUD&SAND/NORMAL/ROCK&DIRT)が備わり、駆動力、4WD、ブレーキを最適に制御。システムの作動状況は、マルチインフォメーションディスプレイでひと目で判るのも特徴。


ガソリン 4WD



G“Z package”とAdve

ntureにはモードセレクト用ダイヤルが備わる。モードにより照明色が変化するので、状態は判りやすい。


ハイブリッド 4WD



ハイブリッドGでは、ドライブモードセレクトが備わる。表記がECO~SPORTとなり、ガソリン車同様にモードにより表示色が変わる。


ディスプレイとも連動



ダイヤル部の色だけでなく、マルチインフォメーションディスプレイの色味も変わる。トルク伝達の状況なども、視覚的&直感的に確認することができる。


RAV4 パーフェクトブックより(2019.12.02)



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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 〈トヨタ・RAV4〉ただのSUVとは呼ばせない 最新4WDマシンとしてのチカラ