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2013年、歴代5代目としてデビューしたRCオデッセイ。初代登場時から変わらないロールーフなスタイリングが特徴で、多くのユーザーから愛され続けている人気車種。スタイルワゴンにおいても初代RA、さらに現行RCの2世代にわたり、誌面連動企画で様々なカスタムを提案してきた。そんなRCオデッセイの情報をくまなく網羅した連載をスタート! いま乗っている人、興味を持っている人、すべてのオデッセイファンにその魅力をたっぷりお届け。
初代オデッセイがデビューした1994年頃はミニバンブーム創世記。初代オデッセイは、広々とした車内空間とミニバンらしくないロールーフを両立させたヒンジドア型のミニバンとして爆発的にヒットした。デビュー当時のエンジンは2.2LのNAのみ。乗車定員は6人と7人の設定があった。97年のマイナーチェンジでエンジンは2.3LNAにパワーアップ。さらに同年10月にはV6 3.OLを積んだ「プレステージ」も登場した。
型式:RA1=前期FF車、RA2=前期4WD車、RA3=後期FF車、RA4=後期4WD車、RA5=プレステージ
2代目へとフルモデルチェンジしたのは1999年。初代のヒットを受け、基本的にはキープコンセプトだったが、スタイリングは初代に比べて重厚感が増し、ヘッドライトは特徴的な涙目に。エンジンは初代から続く2.3Lと3Lの2タイプ。V6 3Lは210馬力へとパワーアップ。2001年にはカスタムユーザーからも人気だったグレード、アブソルートが登場。専用スポイラーやダウンサス、17インチアルミを装備していた。2002年のマイナーチェンジで後期へと移行。フロントロアスカートやサイドプロテクターが装備された。前後期の見分け方は、ボディサイドのウインカーレンズがアンバーなのが前期、クリアなのが後期。
型式:RA6=2.3L FF車、RA7=2.3L 4WD車、RA8=3.0L FF車、RA9=3.0L 4WD車
新開発の低床プラットフォームにより、2代目よりも80ミリ全高を低くし、立体駐車場への入庫も可能な1550ミリのロースタイルを実現した3代目。そのスポーティなフォルムに加えて、2.4Lのi-VTECエンジンの搭載、ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用など、走行性能へのこだわりも強く、よりドライバーズミニバン的な要素が強まった。とくにアブソルートは、200馬力(4WDは190馬力)の2.4Lエンジン、専用チューニングを施したサス&ブレーキを採用するなど、スポーティさが際立っていた。乗車定員はそれまでの6/7人から7人のみに変更。何度かマイナーチェンジを繰り返しているが、後期と呼ばれるのは2006年4月のマイナーチェンジ以降。内外装のデザインが変更されたが、中でも特徴的なのはテールランプがリアゲートへと繋がるデザインとなり、ゲート中央に車名が入ったクロームガーニッシュが備わったこと。テールもLEDが新たに採用された。
型式:RB1=FF車、RB2=4WD車
4代目の登場は2008年。3代目のコンセプトを継続し、スタイリングは似ているが、よりエッジの効いたデザインでシャープな印象。テールは初代から続く三角テールから横基調のデザインへと変更された。全高は1545ミリと低全高だが、3列目の足入れスペースを約40ミリ拡大、ひざまわりのスペースも約20ミリ拡大するなど、3列目までしっかり乗れる快適性を実現していた。エンジンは変わらず2.4LのNAエンジンで、アブソルートが206馬力、その他グレードが173馬力。後期以降は2011年。大きなデザイン変更はなく、主な部分はフロントグリルとテールランプ程度。前期が電球だったテールランプにはLEDが採用された。
型式:RB3=FF車、RB4=4WD車
現行5代目の登場は2013年。それまでのワイド&ローなスポーティミニバンという印象から、居住性にもこだわった風格ある上級ミニバンを目指し、縦方向のボリュームがアップ。それまでのヒンジドアからスライドドアへと変更された。乗車定員はオデッセイ初の8人乗りが加わり、7/8人が選べる。それでも他のLクラスミニバンに比べ全高は低く、走りもスポーティ。エンジンは骨格から刷新した新開発の2.4L i-VTECエンジン。2017年には後期型へとマイナーチェンジし、ハイブリッドが登場。フロントバンパーやグリルのデザインが変更され、より力強い印象をプラス。さらにホンダセンシングを全車標準装備するなど安全性も向上させた。
型式:RC1=FF車、RC2=4WD車
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