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日本の道路事情下で扱いやすいコンパクトサイズながら、スライドドアと3列目まで十分に使える広さを確保した室内空間、多彩なシートアレンジを実現した「ちょうどいい」が受けて人気を博しているフリードは、現行型3年目を迎えても販売好調だ。
そんなフリードがマイナーチェンジ。フロントまわりを精悍で落ち着きのあるシンプルなデザインとするなど、より洗練された外観に変身。
木目調パネルにウォールナット柄を採用して質感の向上を図るなど内外装デザインを刷新したほか、新たにクロスオーバースタイルの「クロスター」を追加。
遊び心と力強さを表現すべく、専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイールを与えたほか、インテリアも専用のプライウッド調パネルや、汚れの目立ちにくいデジタル柄の専用コンビシートを採用してアウトドアの非日常感を表現している。
パワートレーンや足まわりなど走行性能に関する変更は伝えられていないが、下り坂で一定のブレーキ操作により適宜エンジンブレーキがかかり、エンジン回転を適切に保ち、なめらかな走りを実現するというステップダウンシフト制御がホンダのミニバンとして初採用された。
また、全車標準装備のホンダセンシングに新たに後方誤発進抑制機能が追加されたほか、ACCは加減速時にスムーズな走りとなるよう改良されている。
「クロスター」のような新しい個性も加わり、定番人気車のフリードに今後もますます人気を博しそうだ。
スタイルワゴン2019年12月号より