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とはいえ、やはり多くの人々を振り返らせる色気の持ち主といえば、イタリア車、それも今回ご紹介するようなマセラティ・クアトロポルテのようなクルマを挙げないわけにはいきません。雨が上がった直後で、言葉通り「水もしたたるいいクルマ」となっていた4代目クアトロポルテ。今回はあらためて、このクルマの魅力をご紹介していきます。
マセラティは、イタリアの歴史ある高級車メーカーのひとつ。1980〜1990年代までは販売不振に苦しんでいましたが、フィアット傘下に入りフェラーリとの協力体制を築くと、現在では高級SUVであるレヴァンテを主力に多くのラインナップを揃える、世界的な「プレミアムブランド」にまで成長を果たしました。かつてマセラティといえば「マニアック」「壊れる」とさんざんな言われようだったのも今は昔、現在では世界のみならず日本においても、クルマ好きからセレブまで「美しくて速いクルマ」を求める人々にこぞって選ばれる自動車ブランドとなっています。
さてそんなマセラティが、「華麗な変身」を果たす「分水嶺」となったモデルは、一体どのモデルでしょうか?さまざまな意見があるとは思いますが、筆者はこの4代目クアトロポルテだと考えています。