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今回、取材のきっかけは香川在住の友人でした。友人から話を聞いて以来、訪れて話を伺いたいという気持ちが続いていて、ついに叶ったわけです。想像通りのすてきなカフェでした。
産業道路から1本入った通り沿いに「51番館」は佇んでいます。チェッカー模様をあしらった赤い看板と、ブリティッシュグリーンの建物が目印です。
店内へ入ると、壁に飾られた名車のグラフィックがお出迎え。客席はガレージ席とファミリー席の2フロアに分かれています。
ガレージのある空間は吹き抜けで明るく、ガラス越しに隣接したガレージにはホンダ・N360、S600、スズキ・カプチーノなど、オーナーの愛車たちが休んでいます。
「店のコンセプトは『自分の行きたかった店』です。ガレージにも憧れていましたし、仕事をしながら愛車を眺めたかったという夢もありました」
と話す、店主の丸山浩市さん50歳。店名は丸山さんの名前「浩市(51)」から。大阪の飲食店で12年間の勤務経験を経て、地元愛媛県今治市へ戻り「51番館」を1999年5月1日にオープン。今年で20年目を迎えました。訪れるファンは幅広く、クルマ好きは県外からも。ファミリー、女性グループ、年配のかたまで地元に愛される人気のカフェなのです。
51番館のメニューはハンバーグやパスタなどの洋食をはじめとしたランチが充実するほか、丸山さんが専門とする「ペルー料理」をベースにしたメニューも豊富です。
ペルー料理の特色は辛味を感じさせず「スパイスの香りを生かしている点」だそうで、スペイン料理にルーツを持ちます。