英自動車工業会(SMMT)が6日発表した2017年10月の同国の乗用車新車登録は、15万8,192台となり、前年同月に比べ12.2%減少した。販売減少は7カ月連続。1~10月の累計は前年同期比4.6%減の222万4,603台となった。SMMTは2日、2017年通期の新車登録が前年比4.7%減の256万5,000台にとどまるとの予想を発表した。



9月の顧客別登録台数では、大口法人(13.0%減)、小口法人(26.8%減)、個人(10.1%減)のすべてで2ケタの減少となった。燃料別では、代替燃料車が前年同月比36.9%増と大幅に伸び、ガソリン車も2.7%増だったのに対し、ディーゼル車は29.9%減と大幅に落ち込んだ。



SMMTのホーズ会長は新車販売の減少について、「法人および消費者の信頼低下が新車需要に影響しているのは明らかだが、ディーゼル車に関する政策がさらに混乱を招いている」と指摘、「消費者が早急に、最新の低エミッションのディーゼル車が英国内のどこにおいても、禁止や課金、制限の対象とならないという安心を持てるようにする必要がある」と強調した。


また、政府に対しては、市場の安定回復に向けて、今後の秋の予算を最新の低エミッション車購入の奨励に充てるべきであるとし、大気汚染問題は、保有車両の刷新により最も迅速かつ効果的に対応できる、と提案した。


[提供元/FBC Business Consulting GmbH]


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情報提供元: CL
記事名:「 英新車登録、10月は12.2%減