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シビックでは、グレードを問わず内装カラーにはブラックを採用し、シャープさやクールさを感じさせる室内空間としています。前述したとおりガラスエリアが広く、外光がふんだんに入る設計になっているため暗さや圧迫感を覚えることはないでしょう。
ベーシックグレードの「LX」では、プライムスムースにファブリックを組み合わせたコンビシートを採用。中央部分にラインをあしらい、カジュアルで軽やかな雰囲気を演出しています。
「EX」では、ブラック内装にレッドステッチを組み合わせてスポーティーさやアグレッシブさを表現。また、手触りの良いプライムスムースをドアライニングに使用していることに加え、パワーウィンドウスイッチパネルにヘリンボ―ンブラックのガーニッシュ、メーターバイザーにシルバー加飾があしらわれます。
シート素材はプライムスムース×ウルトラスエード®にグレードアップされ、ワンランク上のラグジュアリーさもプラスしています。
メーターは「LX」では7インチサイズであったのに対し、「EX」ではホンダのヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)の考え方である「直感操作・瞬間認知」を追求した10.2インチのデジタルグラフィックメーターを搭載しているのも特筆すべきポイントでしょう。
2022年7月にラインナップに追加されたハイブリッド車「e:HEV」の内装デザインは「EX」とほぼ変わりありません。ブラックベースの室内にレッドステッチの組み合わせ、シートはプライムスムース×ウルトラスエード®のコンビです。異なるのは、デジタルグラフィックメーターがe:HEV専用の10.2インチのものになる点です。
加速感を視覚からも確認できるよう、パワーメーターを採用しています。加速時にはタコメーターのようにエンジン回転数と連動した動きをするよう指針で表示し、減速時はバッテリーへの回生状況をわかりやすく表現するバー表示としています。
ポケッテリアの充実度や使い勝手もドライブの快適さを決めるポイントのひとつといえます。シビックにはどのようなポケッテリアが備わっているのかを確認してみましょう。
運転席・助手席用のドリンクホルダーは、センターコンソールに2個用意されています。固定式なので走行中も安心して使用できるでしょう。
フロントシートのアームレストの下部には、ポーチなどを収納できるボックスが備わっています。
車検証や自賠責保険証など、書類の保管場所として使用されることの多いグローブボックスは照明付きのため、トンネルや夜間など車内が暗いシーンでも収納物を探しやすいでしょう。
後席中央に用意されたアームレストには、ドリンクホルダーが2個あります。後席にもカップのドリンクが置けるスペースが確保されているのはうれしいポイントではないでしょうか。
助手席のシートバックには、雑誌や地図などが収納できるポケットがあります。タブレットの保管場所としても活用できるでしょう。
左右のフロントドアには、ボトルホルダーとガムなどの小物が収納できるスペースが用意されています。
リアドアにもボトルホルダー付きのポケットがありますが、フロントドアよりも収納スペースは小さめです。
シビックの荷室は、452Lもの容量を確保しています。シビックは先代モデルでも荷室の広さには定評がありましたが、現行型ではさらに拡大することで実用性を高めているといえるでしょう。
後席には6:4分割可倒式のシートを採用しているため、荷物の大きさや乗車人数に合わせて座席アレンジすることも可能です。
また、荷室には扱いやすい横引きのカーゴエリアカバーが標準装備されているため、プライバシーも守られます。取り外すこともできるので必要に応じて利用でき、便利です。
現行型のシビックは歴代モデルの伝統を継承し、ガラスエリアを広く取って開放感のある明るい室内空間を確保しています。また大容量の荷室を確保するなど、居住性や実用性に高い配慮が見られるモデルといえるでしょう。
基本的な内装のデザインやベースとなる内装カラーは両グレード共通ですが、シートに使用される素材が異なる、上級グレードの「EX」やハイブリッド車の「e:HEV」には随所にレッドステッチがプラスされるなどの違いがあります。内装デザインが好みかどうかもカーライフの満足度には大きく影響するので、よく比較して自身の感性に合ったシビックを選びましょう。
A:長い歴史を誇るシビックは、歴代モデルにおいて広いガラスエリア、ゆとりある室内を持つのが特徴です。現行型のシビックにおいてもその伝統を踏襲し、ベルトラインを低く水平基調にすることで開放的で明るい室内空間を確保しました。さらにホイールベースの延長によって従来型よりも前後席の距離を35mm拡大し、後席の居住性を高めています。
A:内装カラーのべースはいずれのグレードでもブラックで共通ですが、上級グレードの「EX」とハイブリッド車の「e:HEV」では随所にレッドステッチがあしらわれ、スポーティーさを演出しています。また、ベーシックグレードの「LX」ではプライムスムース×ファブリックのコンビシートであるのに対し、「EX」「e:HEV」ではプライムスムース×ウルトラスエード®のコンビシートとなっています。
A:シビックの荷室は452Lの容量を確保しています。また、後席には6:4分割可倒式のシートを標準装備しているため、荷物の大きさや量、乗車人数に合わせて座席をアレンジし、荷室を拡大することも可能です。
※この記事は2023年10月時点の情報で制作しています