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ヤリスクロスではボディカラーによってインテリアカラーが変わることはなく、グレードごとに1色で固定されています。エントリーグレードの「X」ではブラックを採用。
加飾類はほとんど使用されず、シンプルで実用性を重視したインテリアです。シート表皮にはカジュアルなファブリックが採用されました。
後席には、一般的な6:4分割可倒式シートが採用されています。ヤリスクロスの目玉装備のひとつに中央部分のみ倒すことができる4:2:4分割可倒式リアシートがありますが、エントリーグレードにあたる「X」では標準装備されず、オプション設定もないので注意が必要です。
「G」以上のグレードにはインパネセンタークラスター、サイドレジスターベゼルにピアノブラック加飾、フロントドアインナーガーニッシュやフロントコンソールなどにシルバー塗装があしらわれ、室内に華やかさをもたらしているのが特徴です。
シート表皮には、座面と背面の一部に幾何学模様があしらわれた上級ファブリックを採用し、モノトーン内装にありがちな無機質さをやわらげています。
また、ステアリングホイールやシフトノブが本革巻きになり、上質さを演出しているのもポイントです。
「Z」では、ブラックに加え、シックさや品の良さを感じさせる落ち着いたダークブラウンのインテリアが選択可能です。いずれのインテリアカラーを選択しても合成皮革とツィード調ファブリックが組み合わされたコンビシートが装備され、ほかのグレードとは異なる上質さを持つのが魅力です。
また、前席の足元やインサイドドアハンドル、フロントコンソールボックスにLEDアンビエント照明が追加されるのも特筆ポイントでしょう。
ルーフレールを装着し、よりアグレッシブなエクステリアの「Z“Adventure”」では、専用のサドルタン内装を採用し、上質な印象を強めています。
インテリアカラー以外に、「Z」と大きな差はありません。
専用の剛性アップパーツや専用チューニングされたサスペンションなどを採用し走行性能を高めた「GR SPORT」では、体をしっかりとサポートしてくれる専用のスポーティシートをフロントシートに採用しています。
シート素材は人工スエード調素材のエアヌバック®と合成皮革を使用。体が滑りにくくドライバーが運転操作に集中できることに加え、上質でありながらスポーティーで精悍な雰囲気を醸し出します。
座席周りの収納の充実度や使い勝手は、ドライブの快適さを左右するため必ず確認しておきたい部分です。ここでは、ヤリスクロスの座席周りの収納を見ていきましょう。
ディスプレイオーディオ下にあるトレイは、スマートフォンの置き場所として最適です。横幅に余裕があるので、ガムやミントタブレットなどもいっしょに保管できるでしょう。
シフトノブの奥には、小物が入れられるボックスが用意されています。それほど大きなサイズではないので、リップクリームやガムなどのこまごまとしたものの収納に適しています。
前席のカップホルダーは、センターコンソールに2個用意されています。
助手席前の定番収納、グローブボックスは車検証などの書類入れとしては十分な大きさでしょう。
センターコンソールの最後部には、後席で使用できるボックスが備わっています。
後席のアームレストには、2個のカップホルダーが装備されています。後席にもカップホルダーがあるのはうれしいポイントといえるでしょう。
なお、4:2:4分割可倒式リアシートが搭載されない「X」には装備されません。
雑誌や地図などの収納に適したシートバックポケットは、助手席のシートバックにのみ装備されます。タブレットの保管場所としても活用できるでしょう。
ドライビングシューズの収納に最適な助手席シートアンダートレイ。あまり人に見られたくない汚れものや、使用頻度が高くない清掃グッズなどの収納にも適しています。
このほか、フロント・リアドアそれぞれにドアポケットとボトルホルダーがあります。
ヤリスクロスは、デッキボード下段時にはコンパクトSUVトップクラス(2020年8月、トヨタ調べ)となる390Lもの荷室容量を確保しています。110Lのスーツケースであれば2個、9.5インチのゴルフバッグであれば2個収納可能なので、アクティブなカーライフが楽しめるでしょう。
また、スマートキーを携帯していればリアバンパーに足をかざすだけでバックドアの自動開閉が可能なハンズフリーパワーバックドアをオプションで追加(Xを除く)すると、荷物の積み降ろしもらくらく行えるのも魅力です。
さらに、ヤリスクロスでは荷室床面の高さを2段階に調節できる6:4分割アジャスタブルデッキボードを「X」を除く2WD車に標準装備しています。このデッキボードは6:4で左右分割が可能であるため、荷室を有効活用できるでしょう。「X」を除くグレードに備わる4:2:4分割可倒式リアシートと組みわせれば、多彩なアレンジが可能になります。
4:2:4分割可倒式リアシートは、リアシートの中央部分だけを倒すことができるため、後席に大人2人がゆったりと座ったままでもサーフボードやスキー板などの長さのある荷物を収納することが可能。
後席をすべて倒せば、1,102Lもの大容量の空間が出現するため、27インチサイズの自転車(フロントタイヤ取り外し状態)で2台が積載できます。
ヤリスクロスは、コンパクトSUVの枠を超えた使い勝手の良い荷室を備えたモデルです。斬新な4:2:4分割可倒式リアシートや6:4分割アジャスタブルデッキボードなどを利用すれば多彩なアレンジができるため、日常生活からレジャーまで、あらゆるシーンで活躍してくれることうけあいでしょう。
A:ヤリスクロスではセンターコンソールからディスプレイオーディオにかけて、縦のラインを強調することでヤリスクロスならではの力強さを表現しています。また、インパネ上部にはソフトパッドを、ドアトリムには新素材フェルトを広範囲に採用し、上質で心地良さを感じさせる室内空間を実現しています。
A:ヤリスクロスでは、シート素材がグレードによって異なります。エントリーグレードの「X」ではファブリック、ワンランク上の「G」では上質ファブリック、「Z」「Z“Adventure”」では合成皮革とツィード調ファブリックのコンビシートが装備されます。スポーツモデルといえる「GR SPORT」は、専用のスポーティシートです。
A:ヤリスクロスは、デッキボード下段時でコンパクトSUVトップクラス(2020年8月、トヨタ調べ)となる390Lもの荷室容量を確保しており、110Lのスーツケース2個、9.5インチのゴルフバッグであれば2個積載可能です。また一部グレードを除き4:2:4分割可倒式のリアシートを採用しているため、4人がゆったりと座った状態でサーフボードなどの長さのある荷物を積み込むことも可能です。
※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています