年金受給者の場合、返済能力の点からカーローンの審査に通りにくくなりがちなのは事実です。だからといって一括購入し貯蓄を大きく削るのも不安でしょう。そこで、おすすめなのが月々定額で、コスパよく新車に乗れるカーリースです。

しかし、カーリースは誰でも利用できるものなのでしょうか。

そこで、年金受給者がカーリースを利用するための条件、利用する際の注意点を中心に、カーリースが年金受給者に向いている理由、おすすめのカーリース会社について紹介します。

カーリースは年金受給者でも利用できる!

結論として、年金受給者でも、カーリースを利用することはできます。ただし、ネックになるのが、カーリース会社によっては年齢制限があること、そして審査に通過する必要があることです。この2つのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

おもなカーリース会社の年齢制限

一般的にカーリース会社では、申込条件として年齢制限を設けています。おもなカーリース会社*の年齢制限は下記の通りです。

〈大手カーリース会社の年齢制限〉

  • 「おトクにマイカー 定額カルモくん」 :申込み時75歳以下
  • 「オリックス・カーリース・オンライン」:申込み時75歳以下
  • 「コスモMyカーリース」: 契約満了時75歳未満、ただし申込み時70歳以下

利用条件に契約満了時の年齢制限が設けられている場合もあります。上記コスモMyカーリースの場合、申込み時70歳の方が、契約できるのは75歳になるまで。つまり5年までのプランしか契約できないことになります。

*googleで「カーリース」で検索した際に掲出される上位3社のカーリース会社。


●カーリースの年齢制限について詳しく知りたい方はこちら


カーリースの審査内容

カーリースの審査では、年収や雇用形態、勤続年数、また信用情報機関から照会される信用情報や債務歴などを基に、申込者が滞りなく利用料金を払い続けられるか「支払い能力」と「社会的信用性」がチェックされる傾向があります。

その具体的な基準はカーリース会社によって異なり、詳細は明らかにされていませんが、一般的に月額料金、ひいては年間の支払い額が高いほど、審査のハードルが高くなる傾向があり、反対に月額料金を安く抑えられれば、審査に通る可能性が高まると考えられます。


●カーリースの審査基準について詳しく知りたい方はこちら


年金受給者でも審査に通りやすくなるポイント

一般的に年金受給者の場合、収入の面で審査通過が難しくなる傾向があります。もし、不動産収入など副収入がある場合は、それを証明できる書類を用意しておくといいでしょう。

また、カーリースの審査では、収入と利用金額のバランスも重要視されることも知っておきましょう。年収に対してあまりにも月額料金の高い車を選ぶと審査に通りにくくなるため、特に審査に不安がある方は、「安めの車を選ぶ」「グレードを下げる」「不要なオプションを外す」などの方法で、適切な利用金額に抑えておくといいでしょう。

年金受給者の方の場合、連帯保証人を付けるよう求められるケースも少なくありません。連帯保証人は成人である、十分に安定した収入がある、信用情報がクリーンであるなどの条件が求められますが、連帯保証人を立てることで、審査に通る可能性はぐっと上がります。

審査が不安な方には「お試し審査」がおすすめ

業界最安水準のカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、まずは一番安い車種・プランで審査に通るかわかる「お試し審査」を用意しています。結果に基づいて、車種やプランを変更することも可能です。気軽に申し込んでみましょう。

カーリースが年金受給者に向いている理由

カーリースは、初期費用が不要で、料金が月々定額であるため、生活設計を立てている年金受給者の方にとってメリットの多い車の乗り方だといえます。その具体的なポイントを見ていきましょう。

年金受給者にうれしい料金の仕組み

ポイントのひとつはカーリース独特の料金体系にあります。もし新車を購入した場合、車本体の価格に加え、次のような初期費用がかかってきます。

〈新車購入時に発生する費用〉

  • 車両本体価格(+付属品代)
  • 新車登録時手数料(車庫証明代行手数料、納車費用等)
  • 自動車税(種別割)(初回分)
  • 自動車重量税(初回分)
  • 自賠責保険料(初回分)

また車両登録や車庫証明の取得をディーラーに代行してもらうと、代行手数料がかかるでしょう。

しかし、カーリースでは、こうした初期費用、また定期的に発生する税金や自賠責保険料が月額料金の支払いに含まれており、さらにリース会社によっては車検やメンテナンスの費用もオプションで月々定額化することができます。そのため、突発的な出費を抑えることができ、車関係の予算の見通しもつきやすくなります

また、オプションや特典として、車検やメンテナンスの無料サービスやガソリン代の割引などがあるカーリース会社もあります。維持費が節約できるのもうれしいポイントです。

車の維持のコストに加え手間も省ける

車を維持するために欠かせない車検や定期点検、保険の更新などは、費用だけではなく手続きに手間が取られます。カーリースならば、そういった手続きを代行してくれるため、手間を省くことができ、また、うっかり忘れていたという事態も防げるでしょう。

加えて、消耗品などの交換も対応してくれる、あるいはオプションをつければ無料で交換してくれるカーリース会社もあります。

高齢者に優しいサポートサービス

カーリースには高齢者のカーライフを支援するさまざまなサポートサービスが用意されています。たとえば、修理点検の際に自宅まで車を取りに来てくれるサービスもそのひとつでしょう。

また、カーリースでは中途解約すると違約金が発生するケースがほとんどですが、高齢者が免許返納にともなって解約する場合、契約中であっても違約金がかからないプランを設けているリース会社もあります。

高齢者のカーリース利用は増えている

カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」を手掛けるナイル株式会社が、2020年に全国の65歳以上の男女1,909人を対象としたカーリースに対する意識調査を行ったところ、8.2%(157人)の人が「すでに利用、あるいは利用しようと思っている」と回答しています。

これからわかるのは、一定数の高齢者の方が「マイカーからカーリースへ移行」していることです。

カーリースを選んだ理由としては、「車両価格も含めた維持費を加味すると、カーリースの方が総合的にコストパフォーマンスに優れている」、また、「購入時のコスト以外にも、各種手続きや車維持の責任を考えるとカーリースは手軽で自分の車のように扱える」が挙げられました。

年齢的にも所有から生まれる煩わしさより、リースする方が気持ちとしての負担が少ないという事情がその背景にはあるようです。

年金受給者がカーリースを利用する際に注意すべきこと

カーリースは年金受給者にメリットが多いものの、注意すべきデメリットもあります。そのおもなものを見ていきましょう。

中途解約ができない

カーリースの場合、契約期間は契約時に決めるのが一般的で、自己都合による中途解約は原則できません。もし解約する場合、違約金が発生するケースがあります。自身のライフプランを鑑みて、適切な契約年数を選ぶようにしましょう。

なお、契約年数については3年、5年、9年と基本プランで定められているところ、また1年単位で設定できるところと、サービスを提供する会社によって異なります。カーリース会社選びの際には、契約年数をどう選べるかもポイントにするといいでしょう。

走行距離やカスタマイズに制限があることがある

カーリースは、契約満了時の車の価値を保つため、走行距離制限が設けられているのが一般的です。また同様の理由から、原状回復できないカスタマイズやドレスアップは原則禁止されています。

走行距離については、カーリース会社によりますが、月間1,000~2,000kmが一般的です。日常的に車を利用する上では困らない距離ではありますが、車に乗る頻度や用途を基準にその上限が適切かは必ず確認するようにしましょう。

カーリースによっては、制限をなくせるプラン、また契約満了時に車がもらえるプランも用意されています。車がもらえるプランの場合、走行距離は無制限になる上、マイカー感覚で自由にカスタマイズすることも可能です。

返却時に残価を請求される場合がある

カーリースは、契約満了時における車の下取り価格である「残価」を想定し、その残価をあらかじめ差し引いた上で月額料金が算出されます。そのため、料金を抑えながら車に乗ることができるのですが、契約満了時、実際の下取り価格が残価を下回ってしまうと、その差分を支払わなければいけない場合があります。

一方で、そうした残価精算のない「クローズドエンド」と呼ばれる契約方式をとっているカーリースもあります。残価精算が不安な方は「クローズドエンド」のカーリースを選ぶようにしましょう。


●カーリースの注意点について詳しく知りたい方はこちら


年金受給者にもおすすめのカーリース

中途解約や残価精算のリスク、走行距離などの制限などのカーリース独自のデメリットを解消しやすいサービス会社を選ぶのがいいでしょう。また年金受給者の方の場合、審査に通りにくい可能性も考えられるため、審査対象となる年間の利用料金を安く抑えられるカーリースを選ぶと安心です。

75歳以下ならば申し込める「おトクにマイカー定額カルモくん」は、業界最安水準*のカーリース。月々10,000円台から新車に乗ることが可能です。安全性能を完備した最新モデルを含む、国産メーカーの全車種から車を選ぶことができ、クローズドエンドの契約方式なので残価精算のリスクがないのもポイントでしょう。

契約年数は1~11年まで1年単位で設定でき、中途解約のリスクを回避しやすいうえ、7年以上の契約の場合、走行距離が無制限になり、契約満了時に車をもらうことができます。メンテナンスプランに加入すれば、維持費を月額料金に含め定額化することも可能です。

車に詳しいスタッフが在籍しているのも魅力でしょう。車種やプランについて無料で相談でき、契約後の疑問や不明点にもしっかりと対応してくれます。

プラン選びに不安がある方は、キャンセル可能な「お試し審査」の結果を基にしながら、カルモくんのスタッフと自身に合ったプランを検討していくのもいい方法でしょう。

*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

カーリースを上手に活用して年金生活を豊かに!

カーリースは初期費用が不要で、支払いも月額の定額料金で済むため、車関係にかかる費用の見通しがつきやすく、家計管理がシンプルになる車の乗り方です。カーリースの審査が不安な方は、「おトクにマイカー 定額カルモくん」のお試し審査を受けてみましょう。

ネットで5分ほどの入力で、審査に通るかわかり、結果を基に車種やプランを選び直すことも可能。無料でキャンセルもできるので、下のボタンより気軽に試してみましょう。

よくある質問

Q1:年金受給者でもカーリースを利用できる?

A:利用できます。ただし、多くのカーリースでは申込にあたり年齢制限が設けられており、経済状況や信用情報などをチェックする審査に通る必要があります。おもなカーリースの年齢制限や審査のポイントはこちらで詳しく説明しています。

Q2:年金受給者にカーリースがおすすめなのはなぜ?

A:カーリースは、車両本体価格や維持費が月々の料金に含まれ定額化されているので、家計管理がしやすく、突発的な出費を避けたい年金受給者の方にもおすすめです。また、サポート体制がしっかりしているほか、高齢者向けに安全運転サポートサービスもあるので、安心してカーライフを送れるでしょう。

Q3:カーリースを利用するときの注意点は?

A:中途解約が原則できないこと、契約方式によっては契約満了時に残価精算が発生する場合があること、また、走行距離など利用制限があることなどが挙げられます。これらの注意点はカーリース選び、プラン選びによって回避できるものもあります。詳しくはこちらで解説しています。

※この記事の情報は2024年7月1日時点の情報で制作しています

情報提供元: カルモマガジン
記事名:「 カーリースは年金受給者でも利用できる? 実は高齢者に優しい車の乗り方といわれる理由とは