ソリオの内装を徹底チェック！広さやインテリアデザインはどんな感じ？（2020年～現行モデル）
燃費性能や走行性能など、車を選ぶ際に何を重視するかは人それぞれです。ただし、趣味に徹するわけではなく生活に欠かせないものとして選ぶ車であれば、居心地の良し悪しに大きく関わる内装は重要なチェックポイントといえます。
ここでは、スズキ「ソリオ」の内装についてご紹介します。
- 現行型のソリオは従来モデルよりも全長を拡大
- インテリアはネイビーを使用した洗練されたデザイン
- 従来モデルよりも荷室床面長を100mm拡大し、積載能力がアップ
ソリオの室内空間の特徴
2020年12月に登場した現行型のソリオの大きな特徴として、先代モデルから全長を80mm延長したことが挙げられます。ソリオは元々コンパクトで取り回しの良いボディサイズながら広い室内空間を有しているモデルとして定評がありましたが、さらに広く使える室内空間を確保しました。
また、内装部品の形状を見直して、狭くなりがちな後席の左右乗員の肩まわりのスペースを拡大。大人3人が後席に座ったときの快適性を向上しています。
ガラスエリアを広く取ることで見晴らしを良くして室内に開放感を与えるとともに、運転席のアイポイントを高くしてドライバーが運転しやすい良好な前方視界を確保しているのもポイントといえるでしょう。
ソリオの内装
ここからは、ソリオの内装について見ていきましょう。ソリオには「G」「HYBRID MX」「HYBRID MZ」「HYBRID SZ」の4つのグレードがあり、最上位グレードの「HYBRID SZ」のみインパネのカラーリングなどが異なりますが、そのほかの3つのグレードのインテリアデザインはそれほど大きな違いはありません。
ネイビー使用した室内空間
ソリオのインテリアデザインはネイビーとホワイトを基調とし、爽やかで品のある洗練された室内空間を表現しています。ファミリーカーにふさわしい、世代や性別を問わずどなたにも受け入れられやすいカラーリングといえるでしょう。
「HYBRID SZ」以外のグレードではインパネにはアイボリーのオーナメントをあしらい、ファミリーカーらしい明るさを演出しています。助手席インパネトレーはネイビー、エアコンサイドルーバーガーニッシュはシルバーです。
最上位グレードでEV走行が可能なハイブリッドシステムを搭載する「HYBRID SZ」では、インパネオーナメントがネイビーに、助手席インパネトレーがブラックになり、スタイリッシュで大人っぽい雰囲気に。
また、エアコンサイドルーバーガーニッシュとドアガーニッシュはチタンシルバーでより高級感を演出しています。
リビングにあるソファをイメージしたシート
シートには光沢のあるライン柄とグレーミックス表皮を組み合わせた、リビングにあるソファをイメージしたシックな装いのものを採用。フロントシートはセンターウォークスルーとなっているため、車内での移動も楽にできます。
「G」を除くグレードに装備されるアイテム
エントリーグレードの「G」を除くグレードには、車内の快適性や利便性を高める装備が搭載されています。
後席センターアームレスト
後席センターアームレストは、ロングドライブの際にあればうれしい装備でしょう。使用しないときは背もたれ部に収納できるシート一体型です。
パーソナルテーブル
運転席・助手席のシートバックに2個のドリンクホルダーと3個のショッピングフックが付いたパーソナルテーブルが備わります。ドリンクや小物が置けるのはもちろん、休憩時の食事などにも役立つでしょう。
ソリオのポケッテリア
こまごまとしたものを収納しておくスペースも、車選びの際に確認しておきたいポイントのひとつです。ソリオの座席周りの収納にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
運転席アンダートレー
2020年12月に登場した現行型のソリオに新たに設定された収納のひとつが、この運転席アンダートレーです。一般的に運転席周りには助手席のようなこまごまとした収納スペースは用意されていないことが多いため、こうしたドライバーのすぐ手の届く位置にある収納スペースは重宝するでしょう。
インパネアッパーボックス
ステアリングホイールの奥にはスマートフォンなどの収納に最適なスペースがあります。「G」を除くグレードに設定のあるパッケージオプションの「全方位モニター用カメラパッケージ」もしくは「全方位モニター付きメモリーナビゲーション」を追加した場合には、インパネアッパーボックス内にUSBソケットが備わります。
インパネドリンクホルダー
運転席・助手席にはドリンクホルダーが1個ずつ用意されています。カップや缶、ペットボトルのほか、四角い紙パックドリンクも収納可能です。
インパネトレー
助手席前のトレーは薄型のティッシュボックスが収まるサイズです。
インパネアンダーボックス
ソリオのインパネアンダーボックスは取り外し可能なので、お手入れしやすいのが魅力。小物入れとして使用できるのはもちろん、ダストボックスとしても活躍するでしょう。
助手席シートアンダーボックス
助手席の座面下には収納スペースが確保されています。あまり人に見られたくない汚れものを収納したり、ドライビングシューズなどの収納に活用したりするといいでしょう。
運転席シートサイドポケット（「G」を除くグレードに標準装備）
マイルドハイブリッド車には、運転席のシートにサイドポケットがあります。カードケースなどの保管場所に最適です。
助手席シートバックポケット（「G」を除くグレードに標準装備）
「G」を除くグレードには、助手席にシートバックポケットが備わります。地図や観光ガイド、タブレットなどが保管できます。
このほか、ソリオにはショッピングフックやペットボトルホルダー付きのフロントドアポケット、リアドアペットボトルホルダー、フロントオーバーヘッドコンソールなどの収納が用意されており、座席周りの収納は充実しているといえるでしょう。
ソリオの荷室＆座席アレンジ
現行型のソリオでは先代モデルよりも全長を延長し、荷室床面長を100mm拡大したことでこれまで以上に広く使用できる荷室空間を確保しています。定員が乗車した状態でもしっかりと荷物が積み込めるでしょう。
さらに2WD車には荷室の床下にサブトランクを装備。使用頻度の高くないものを保管しておくのはもちろん、鉢植えやベビーカーなどの高さのある荷物を積み込む際にも活躍します。
4WD車には、サブトランクではなく、容量の異なるラゲッジアンダーボックスが備わります。また、後席は5：5分割可倒式シートを採用しているため、さまざまなシートアレンジが可能です。
後席をすべて倒せば自転車も積み込むことが可能。
後席の片側だけを倒し、3人が乗った状態で大きな荷物を載せることもできます。
長さのある荷物も、助手席と助手席側の後席を倒せばらくらく。
フルフラットにも対応しているため、休憩時に足を伸ばしてゆっくりとくつろげるのも魅力です。
全長を拡大し、居住性と積載能力が格段にアップ
現行型のソリオは従来モデルよりも全長を拡大したことによって、居住性と積載能力に磨きをかけました。日常的に使用する車として、居住性や使い勝手に十分な配慮が感じられるモデルといえるでしょう。
長く付き合っていく愛車を選ぶ際には、車を使用する上で最もふれることになる内装にはこだわりを持ち、細かい部分まで確認することが大切です。妥協することなく快適で使いやすいと思える1台を選びましょう。
よくある質問
Q1：ソリオの室内空間の特徴は？
A：2020年12月に登場した4代目となる現行型のソリオでは、全長を80mm拡大したことによって従来モデルよりも広い室内空間を確保しました。また、内装部品の形状を見直し、後席の左右乗員間の肩まわりを広く取ることで、後席に大人3人が座っても狭さを感じないように配慮されています。
Q2：ソリオの内装の特徴は？
A：ソリオのインテリアはネイビーを使用し、世代や性別を問わず万人に受け入れられやすい品のある洗練された空間を表現しています。「G」を除くグレードには、ドライブの快適性を高める後席センターアームレストやパーソナルテーブルが備わります。
Q3：ソリオの荷室は十分に荷物が積める？
A：現行型のソリオは全長を延長したことによって、荷室床面長が100mm拡大し、積載能力が先代モデルよりも向上しました。また2WD車の荷室にはサブトランク、4WD車にはラゲッジアンダーボックスが備わっています。さらに後席には5：5分割可倒式シートを採用しているため、座席アレンジ次第で自転車を積み込んだり、長さのある荷物を収納したりすることも可能です。
※記この記事は2023年11月時点の情報で制作しています