高速バスの車内には、運転士が休憩するための仮眠室が設けられています。普段高速バスを利用する人でも、このことを知っている人は少ないのではないでしょうか。
高速バスの運転は、走行距離が400km以上の場合、2人以上で交互に休憩をとりながら運転しなければいけない、と決められています。
では、いったいどこに仮眠室はあるのでしょう? 乗客が知らない運転士の仮眠室について紹介します。
車両によって仮眠室の場所は違う! 中は快適なの?
車両によって、仮眠室の設置されている場所は異なりますが、通常は床下、荷物を入れるトランクの隣、車両後部などにあります。広さはだいたいカプセルホテルの一室ほど。
最近では、運転士が横になれるようマットレスや布団を置いてあったり、ライト、コンセント、空調設備も完備されています。ほかにも、室内が汚れないように靴を置くスペースや、飲み物を置く場所もあり、細かい設備は様々です。
運転士の中には、マイ枕を持ち込んで、快適性アップを図っている人もいるのだとか。
仮眠に入った運転士が寝過ごさないための取り組み
国土交通省の基準によると、夜行バスでは実車運転2時間ごとに15分以上の休憩を取らなければならないことになっています。そのため2人で運行するバスの運転士は2時間運転し、交代、そして2時間の仮眠をとり再度運転する、というサイクルを繰り返しているのです。
以前、サービスエリアに停車中、仮眠室で休憩していた運転士がバスに外側から鍵をかけたまま眠り込んでしまい、乗客がそのまま8時間ほど放置されてしまうという事件がありました。
原因は、仮眠に入った運転士を起こすための本社と車両間の連携がうまくできていなかったことや、外部から運転士に連絡を取ることができなかったためです。
このようなことを発生させないために、企業では運転席から仮眠室に連絡を取れるインターホンが設置され、運転士が仮眠を取る際は必ず本部と連絡を取るよう徹底するところが増えました。
大勢の命を背負って、運転しなければならない高速バスの運転士。だからこそ、しっかり仮眠がとれる環境の整備が続いています。
この記事は新書『高速バスの不思議と謎』(実業之日本社)からの提供。このほか、高速バスに関するたくさんの雑学や、バス旅に使えるお役立ち情報が掲載されています。
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(バスとりっぷ編集部)
情報提供元: バスとりっぷ