三才ブックスとバスとりっぷがコラボした書籍が発売されました。
三才ムック「とくたびバス旅スペシャル」の発売を記念し、書籍の中で絶景を紹介している「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサーの詩歩さんと三才ブックスの編集部長 及川忠宏さんで座談会を行いました。

及川さんがバス旅好き、ということで始まった今回のコラボ企画。バス旅を好きになったきっかけや詩歩さんの絶景スポットでの過ごし方などについて語っていただきました!

プロフィール

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー 詩歩さん

1990年生まれ。静岡県浜松市出身。
Facebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」で70万いいね!を獲得。その後、三才ブックスより書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」シリーズを出版し、累計55万部を突破。
”絶景”ブームを牽引し、”絶景”というキーワードは2014年の流行語大賞にもノミネートされた。 近著に「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 体験編」がある。

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株式会社三才ブックス 編集部長 及川忠宏さん

絶景から、PC、ゲーム、萌え、ミリタリー、料理、音楽、グルメ、狩猟となんでもこなす雑食系編集者。夢はアラスカの大河ユーコンで川下り。


二人にとっての「バス旅」とは?

――「バス旅好き」になったきっかけを教えてください。

及川さん バスに乗る機会がなかったときは「バスって狭いし、安すぎるし大丈夫なの?」と思っていました。

だけどよくバスを利用する知り合いのライターさんが、最近のバスは快適で良いよ、という話をしていたので、まあ安いなら試しに乗ってみようかと思い、乗り始めたのがきっかけです。

3列シートの夜行バスに乗ってみたら、広いうえにトイレ付きでとても快適だったんです。これはありだな~と思いましたね。
それがきっかけで、バスについていろいろ調べ始めて、バスとりっぷさんの存在を知りました。Facebookもフォローしているので、よく情報が流れてくるんですよね。
――詩歩さんも高速バスを利用しますか?

詩歩さん 高速バスは、学生のときによく乗っていましたね。京都に桜を見に行ったり、実家が静岡県なので帰省などで利用しました。
ホテルが取れないときは、夜行バスで移動しながら眠って、宿代わりにしていました。


――バスで絶景スポットへ行くこともありますか?

詩歩さん 海外へ行ったときは、結構乗りますね。
南米だと交通手段があまりないので、地元の人のなかには、高速バスで仕事に行っている人もいるんですよ。
海外のバスには、Wi-Fiやコンセントがほとんど付いているし、座席幅は外国人の体型に合わせているので、日本人にとっては広く感じます。
シートのリクライニングは、倒れすぎちゃってどうしよう、というくらい倒れるんですよ!
――「バス旅」の魅力はどんなところですか?

及川さん 夜行バスは目的地に早朝着くので、朝から行動できるのが一番の魅力です。運賃が安いので、その分グルメなどにお金をかけたりもできますよね。

特に秋田県はおすすめですね。飛行機や新幹線で行くには、少し運賃が高いし。その点高速バスは、安いしアクセスするのに便利なので、この区間はよく利用します。

バスの中ではどのように過ごしてる?

――夜行バスではぐっすり眠れますか?

及川さん 僕はなかなか眠れないので、アイマスクと耳栓は必須です。耳栓があれば、周りの人のいびきも聞こえないし、快適に過ごせます。

詩歩さん 私はすぐに爆睡できますね!
蒸気のアイマスクなどを持参して、フードが付いている服を着て、かぶって寝たりもします。
飛行機でもすぐに眠れるので、10時間のフライトで飛び立つ前に寝て、着いた衝撃で起きたことがあります(笑)。

――車内ではどのように過ごしていますか?

詩歩さん 車窓の景色を眺めながら過ごしています。バスの良いところは、景色を楽しみながら移動できるところですよね。

以前、カナダのメイプル街道へ紅葉を見に行ったんですが、標高が上がるにつれて紅葉の色づき具合が変わるので、とてもきれいな景色を楽しめました。
飛行機では見られない景色なので、バスならではだな~と感じましたね。

詩歩さん流 の"絶景"の過ごし方

――旅先での過ごし方にこだわりはありますか?

詩歩さん 行きたいところに優先順位をつけて、第一候補の場所を満足して見られるようにしています。

例えば天気が良いときと悪いときのパターンを決めておいて、晴れたらほかのスポットには行かない! と割り切っています。臨機応変に過ごすようにしていますね。



――絶景スポットでの"失敗談"はありますか?

詩歩さん トルコのパムッカレでありますね。パムッカレには広大な白い石灰棚があって、そこに水を張っているんですが、青空が映ると天国みたいにきれいな景色になるんですよ。

だけどたまたま行った日が土砂降りで、しかも水が抜かれていたので、汚かったんだったんですよね。
あとから聞いた話によると、水をずっと張っていると腐ってしまうので、水を抜く日があるそうなんです。
「水がない、汚い、滞在できる時間もない」という感じでした(笑)。

それ以外に自然の景色は、タイミングが合わなければ見られないこともあります。例えば雲海を見たいときは、雨が降った翌日じゃないと見られないので、天気予報に注意しています。
雨の日の翌日が快晴、なおかつ風が少ない、というときに「今日飛行機で行こう!」と出発することもありますね。
――書籍の中で紹介されている絶景の中で、お気に入りの場所はありますか?

詩歩さん 「富士山」ですね。
眼下に雲海が広がるので、すごいところに来ちゃったな~と思いました。静岡から眺めていたときは「見る山」だったんですが、「見下ろす山」もいいなと思いましたね。
――これから行ってみたい絶景スポットはありますか?

詩歩さん  山形の「山寺(宝珠山立石寺)」に行ってみたいですね。近くに「銀山温泉」もあるのでそちらも行きたいと思ってます。

「銀山温泉」はレトロな雰囲気の温泉街で、雪が降るときれいなんです。そろそろ雪も終わってしまうので、どうしようかと思ってるんですけどね。

――「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の公式サイトでは、どのような活動をしているんですか?

詩歩さん 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」公式サイトは、発見した「絶景」をシェアして〜​、発見した「絶景」をシェアして、みんなで交流できるサイトです。私も知らないようなマイナーな場所も投稿されています。
アマチュアのカメラマンが、自分のFacebookに写真を上げて終わり、ではもったいないと思ったので、そういった人たちが褒められる場所があっても良いんじゃないかと考えたんですよね。
シリーズの5冊目に向けたイベントやキャンペーンも行っていて、指定のタグを付けて投稿すると、採用された写真は本に掲載されるんです。

「とくたびバス旅スペシャル」について

――「とくたびバス旅スペシャル」はどんな人に読んでもらいたいですか?

及川さん バス旅をしてみたいけど、まだ一歩踏み出せていない人に読んでもらいたいですね。
本を買う人は比較的40代が多いので、その年代の人に手に取ってもらって、バス旅を楽しんでほしいです。

――メディアを越えたコラボについて、どう思いますか?

及川さん Webはスピード重視なので最新情報を発信できて、紙面は情報を集約してまとめて発信できるので、それぞれの特性を生かせていると思います。
なにより僕が一番やりたかった企画だったので、今回のコラボはとてもよかったです。

【三才ムック「とくたびバス旅スペシャル」】の詳細

価格

定価840円(本体778円)

書誌情報

雑誌コード:64246-47
サイズ:A4(21×29.7cm)

購入

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出版元・お問い合わせ

三才ブックス
TEL 03-3255-7995(代表)


(バスとりっぷ編集部)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー 詩歩さん×三才ブックス編集長が語る「絶景とバス旅」