寒暖差が大きくなると、「寒暖差疲労」とも呼ばれる身体の不調が起こりやすいと言われています。このような原因となる、寒暖差が大きい地域はどこなのでしょうか。2024年の「最高気温の前日差ランキング」「最低気温の前日差ランキング」この2つのランキングを紹介します。


寒暖差とは

寒暖差とは、昼夜や季節による気温の差のことです。一日の中での最高気温と最低気温の差、前日との気温差、室内外での気温差などが含まれます。様々な気温変化の仕方が存在する中で、「前日との気温差」が大きいと「寒暖差疲労」とも呼ばれる体調不良が起こりやすくなると言われています。

寒暖差が大きくなりやすい地域はどこなのでしょうか、今回は、2024年の「最高気温の前日差ランキング」「最低気温の前日差ランキング」この2つのランキングを紹介します。


2024年 最高気温の前日差ランキング

上図は、2024年1月1日から2024年12月25日の、全国154地点の気象官署の観測データを元に作成した、最高気温の前日差ランキングです。
なんと、9位までの地点で気温差15℃以上という結果になりました。8位までは全て北海道の地点で、9位に青森県、10位には福島県が登場します。

北海道は試される大地とよく言われますが、寒暖差も試されているのかもしれません。
例えば北海道の網走では、2024年5月21日は最高気温が8.7℃までしか上がらなかったため寒さ対策をして過ごすことになりましたが、翌日22日には最高気温が25.3℃まで上昇したため、今度は暑さ対策をして過ごすという、かなりの差があったようです。


2024年 最低気温の前日差ランキング

最低気温の前日差ランキングについても見ていきましょう。最低気温は最高気温のランキングと比べると、気温差は少し小さくなっています。
例えば、5位の北海道の旭川では、最低気温が-21.6℃となった翌日に、最低気温が-8.0℃となり、気温差は13.6℃となりましたが、いずれにせよ氷点下であるためとても寒く、あまり気にならないかもしれません。一方で、1位の北海道の釧路では、最低気温-1.0℃となった翌日の最低気温は15.8℃と変化しました。これは、釧路の平年値でいうと、4月上旬並みの気温から、8月上・中旬並みの気温になったことになります。1日で春先から真夏の気温を経験するとなると、身体への負担が大きくなることが想像できますね。

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 寒暖差が大きい地域はどこ? 前日との気温差が大きい「試される大地」を徹底調査!