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10月の満月は「ハンターズムーン: Hunter's Moon」と呼ばれています。
各月の満月についている英語名の発祥はアメリカの先住民とされ、10月の意味は「狩猟の月」です。彼らにとって10月は、長い冬がやってくる前に肉を蓄えようと、狩猟を始める時期にあたります。このころの野生動物は、エサが豊富な夏を過ごして肥えており、野生動物たちもまた、冬を越すためのエサを求めて徘徊することから、狩猟に最も適しています。彼らは10月の満月をハンターズムーンと名づけ、狩猟時期の目安としていました。
また、諸説ありますが、ハンターズムーンには「金運」「蓄積」「所有物」「信用」「センス」「観賞」などさまざまなキーワードがあります。金運アップや財産にまつわる願い事などをするのもよさそうです。
2024年10月の満月は、10月17日(木) 午後8時26分に最大を迎えます。
割と夜の早い時間帯に最大を迎えるため、タイミングが合えば、まさにその時刻に月を眺めることができるかもしれません。
満月は、日没の頃に東の空から昇り、真夜中に南の空を通って、日の出の頃に西の空へ沈みます。10月17日(木)の夜から18日(金)の明け方にかけて、晴れていればほぼ一晩中美しい満月を楽しむことができそうです。
●各地の日の入り/月の出の時刻 2024年10月17日(木)
根室 16時32分/16時16分
仙台 16時56分/16時42分
東京 17時03分/16時49分
大阪 17時21分/17時08分
福岡 17時42分/17時30分
那覇 18時00分/17時48分
2024年のハンターズムーンは、スーパームーンが重なる特別な満月です。
スーパームーンは、天文学の正式な用語ではないため、定義ははっきりしていませんが、“とても大きな満月”という意味で広く使われています。もちろん、月の大きさは変わることはありませんので、地球上にいる私たちから月の大きさが変わって見えているということ。月の大きさが変わって見えるのは、地球と月との距離が変化しているからです。
2024年のハンターズムーンは、一年のうち地球から最も近く、一年でいちばん大きく見える満月となります。
2024年でいちばん大きく見える満月が「ハンターズムーン」とお伝えしましたが、反対に、2024年でいちばん小さく見える満月は2月24日で、2月の満月「スノームーン」でした。2月は寒さが厳しく、雪が多かったことから名づけられました。
このように、満月には各月ごとに名前が付けられています。
昔は、今の「太陽暦(太陽を基準にした暦)」ではなく、「太陰暦(月の満ち欠けを基準にした暦)」をもとに生活しており、アメリカの先住民は、各月の満月に名前を付けることで季節を把握していたと言われています。
満月の名前は、各月ごとにまつわる生き物や作物、自然や気象などいろいろなものから付けられ、農業や漁業、狩猟などの目安とされてきました。
満月の名前は、その満月を含む1か月の呼称としても用いられていたようです。
2024年10月の満月「ハンターズムーン」は、10月17日(木) 午後8時26分に最大を迎えます。
月の出から割と早い時間帯に最大を迎えるので、子供といっしょに楽しむこともできそうです。「ハンターズムーンっていうんだよ」「一年でいちばん大きく見えるんだって」と会話も弾みそうですね。
2024年でいちばん大きく見える満月「ハンターズムーン」に、ぜひ願いを込めてみませんか。
秋晴れの日の夜は冷えますので、最新の天気予報で気温も確認し、服装に気を付けて楽しんでください。