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普段からクラシックコンサートにあまり馴染みがない人にとっては、どういった服装で行けばいいのかわからないかもしれません。
クラシックコンサートとなると、国内で開催されているコンサートのほか、海外での公演、子どもの所属するクラブやサークルの発表会が挙げられます。数千円程度でチケットが購入できるケースもあれば、なかにはチケット台が数万円するケースもあるでしょう。チケット代金が違うぶん、格式も異なってきます。
基本的に、クラシックコンサートにおいてドレスコードはありません。国内や海外の有名なオーケストラコンサートなどであっても、特別かしこまった服装を選ぶ必要は無いのです。
クラシックコンサートは、多くの人が気軽に楽しめる場所であるため、敷居を上げてしまうドレスコードは設けられていないことがほとんどです。
かといって、カジュアル過ぎる服装は避けたほうがよいでしょう。イメージとしては、きれいめの私服を選ぶことをおすすめします。初めての相手とデートにいくとき、あるいはおしゃれなレストランに行く際の服装が最適です。
男性の場合、ビジネススーツであったり、チノパンにジャケットの組み合わせだったりを選ぶとよいでしょう。
女性であれば、とくにワンピースがおすすめです。しかし、パンツスタイルを選んでみてもよいでしょう。もし誰かと一緒に行くのであれば、相手の服装と合わせることもポイントです。
ドレスコードがないからといって、どのような服装でもよいわけではありません。先述のとおり、カジュアル過ぎる服装は避けるのが無難です。同様に色やデザインが派手なものも雰囲気にそぐわないので避けましょう。
例として、以下のようなものは避けるべきカジュアル過ぎる服に該当します。
・ジーンズ
・スウェット
・Tシャツ
・サンダル
・スニーカー
加えて、過度に露出のある服装もクラシックコンサートの場には不向きです。クラシックコンサートは、伝統あるクラシック音楽を楽しむのが目的です。この目的にそぐわない服装はマナー違反と捉えられてしまうかもしれません。
ミニスカートやショートパンツ、ボディラインがはっきりと見えるワンピースなどは避けましょう。
また、高級ブランドであっても帽子の扱いには注意しなければいけません。クラシックコンサートに限らず、舞台や映画など座席に座って舞台上を眺めるような場では、とくに後ろの座席に座っている人の邪魔にならないよう脱いでおくのがマナーです。
音の出る服やアクセサリーについても注意しましょう。クラシックコンサートの会場は音がよく響くように構造が工夫されています。そのため、小さな音でも周囲に響き渡ってしまいます。材質の関係で動くと音が出てしまうような服は避けるべきでしょう。
また、ネックレスやブレスレット、イヤリングなどについても、金属製で動くと簡単に音が出てしまうようなアクセサリーは着けないでおくのが無難です。同様の理由で音が目立つヒールの靴についても注意しなければいけません。音が目立たないように、服装に最適なパンプスを合わせることをおすすめします。
基本的にはクラシックコンサートにドレスコードはありませんが、一部例外も存在します。それは、ガラコンサートと呼ばれるクラシックコンサートです。国内では祝賀音楽会や特別公演、記念演奏会とも呼ばれます。数多く開催されているクラシックコンサートのなかでも、特別に華やかで何かを祝うコンサートです。過去に開催されたものを挙げるのであれば、ヤマハ・ガラ・コンサートや二期会創立70周年記念 ガラ・コンサートなどです。
普段のクラシックコンサートとは異なり、何かを祝う記念的な場です。よって、参加する際にはドレスコードが設けられています。参加するには、イブニングドレスや着物といった正装を着用する必要があります。大人の社交場に最適な服装が求められるのです。
海外におけるガラコンサートについても同様です。チケット代金もかなり高額で数万〜数十万円近くかかります。ドレスコードは厳格に設定されており、完璧なフォーマルファッションを着用しなければいけません。服装だけでなく、それに相応しい立ち振る舞いも重要です。
クラシックコンサートは、伝統のあるクラシック音楽を、奏者含めそこに訪れた全員で楽しむ場です。例外を除いてドレスコードが設けられているわけではありませんが、その場に相応しいきれいめな服を選ぶようにしましょう。
その日や季節によって最適な服装は異なります。服装選びでお悩みのときは、ぜひ「服装指数」を参考にしてください。