- 週間ランキング
ゴルフで空振りをしてしまう原因は大きく以下の5つが考えられます。それぞれについて詳しく解説します。
■1. ボールを見ていない
ゴルフ初心者の場合、スイングすることに集中するあまり、ボールから目を離してしまうケースが少なくありません。インパクトの前後で顔が上がってしまうことで、ボールが見えない状態のままスイングをしてしまうのです。
■2. アドレスが正しくできていない
ボールを打つとき、足を広げてボールにゴルフクラブを近づける構えのことを「アドレス」といいますが、このアドレスが正しくない場合にも空振りは起こりやすくなります。
とくにゴルフ場では練習場のように線があるわけでもないため、狙う方向が定まらず、正しいアドレスができにくくなります。
■3. 正しくクラブが握れていない
空振りが起こるのは、毎回同じようにスイングができていないことも関係しています。毎回同じスイングをするためには、スイングそのものに加え、クラブを握る位置やクラブの握り方が毎回同じようになるように意識することも大切です。ゴルフ初心者はとくに意識をせずにクラブを握っていることが多いため、クラブの握り方も意識しましょう。
■4. スイングの軸がブレている
スイングの軸が左右にブレることでも空振りは起きやすくなります。とくにゴルフ初心者はめいっぱいスイングしたり、目の前のボールに気を取られすぎて軸がブレがちです。ゴルフのスイングでは適度な体重移動が必要にはなりますが、極端な体重移動はスイングの軸のブレにつながります。
■5. クラブの軌道が正しくない
アドレスや体重移動が正しくできていても、クラブの軌道が正しくないと空振りをすることがあります。ここでいう軌道とは、クラブのヘッドやシャフトがスイング中に通るコースのことです。ゴルフ初心者は、ターゲットラインに対してヘッドが外側から内側に抜ける「アウトサイドイン」という軌道になりやすく、この軌道はボールを正面で捉えにくいため、空振りしやすくなるのです。
空振りが頻繁に起こる場合には、先にご紹介した原因に当てはまるものがないかチェックし、心あたりがあるポイントを修正することが大切です。とくに、以下のポイントを意識してみましょう。
■正しくセットアップする
ゴルフの「セットアップ」とは、姿勢やグリップ、アドレスなど、スイングをする際に必要な状態やその過程のことをいいます。足幅を肩幅に合わせて開く、背筋を伸ばすなど基本的な部分から一つひとつ確認していきましょう。正しい姿勢、グリップ、アドレスなどが確認できたら、それらをキープすることを心掛けてください。
■インパクトの瞬間を見る
ボールを見ていないと空振りをしやすいことは先にお伝えしたとおりです。だからといって終始ボールを見続けていると身体の軸がブレる原因となってしまいます。ボールの行き先が気になってインパクトの瞬間を見ずにターゲットの方に目線が向いてしまい、体が起き上がってしまうことで空振りしてしまうのです。これを防ぐために、スイング中はできる限りボール周辺から目を離さず、インパクトの瞬間を見ることを意識しましょう。
■7~8割の力でスイングする
ゴルフ初心者はボールを飛ばしたいという気持ちが強くなりすぎることで、スイングの際に力んでしまいがちです。しかし、腕や手の力だけで打とうとするとスイングが安定せず、空振りをしなかったとしても飛距離が出ません。
スイングが安定するまでは7~8割程度の力をイメージしてスイングをしましょう。
ゴルフで空振りをしてしまった場合は、ペナルティにはならないものの、1打としてカウントされ、プレーを続けることになります。つまり、1度空振りをしてしまい、次にボールが飛んだ場合は空振りの1打と飛んだ1打で2打としてカウントされるというわけです。
なお、素振りの場合は「プレーヤーに打つ意思がない」として、1打にはみなされません。素振りであるか空振りであるかは自己申告が基本となりますが、素振りを行う場合は同伴者に空振りと思われない位置・タイミングで行いたいところです。
ゴルフで空振りしてしまう原因の多くは、姿勢やクラブの握り方、スイングなどの基本がしっかりと身に付いていないことが関係しています。やみくもにボールを当てようとするのではなく、まずは基本をしっかり学んだうえで練習を重ねましょう。
また、気持ちよくプレーをするためには、プレー日当日や前日の天気も気になるところです。「tenki.jp」の「全国のゴルフ場の天気」では、全国のゴルフ場の気温や降水確率はもちろん、風向きも1時間ごとにチェックが可能です。当日のコースマネジメントにぜひご活用ください。