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ゴルフのピンは、グリーンにあるカップに差し込まれている旗のことです。
旗竿やピンフラッグと呼ばれることもあります。
ゴルフのピンがピンと呼ばれるようになった由来は諸説ありますが、元々は今のような旗ではなく、先端にカゴをつけた竿をつけていたからという説があるようです。
カゴをつけた竿が遠くから見ると、帽子を留めるピンに似ていたため、ピンと呼ばれるようになったと言われています。
ピンはカップの位置を遠くからでも正確にわかるようにするためのものです。
ゴルフコースはショートホール・ミドルホール・ロングホールとあり、カップまでの距離はコースによってさまざま。
たとえ距離の短いショートホールだとしても、ピンがなければティーグラウンドからカップの正確な位置はわかりません。
カップを狙ってボールを打っていくためには、ピンの存在が必要不可欠なのです。
ゴルフのピンはどのゴルフ場のどのホールにもありますが、実は長さの規定はありません。
ただ、絶対にこの長さでなければならないという規定はないものの、ゴルフ規則では7フィート(約2.13メートル)以上のものが推奨されています。
実際ゴルフ場で使われているピンは、8フィート(約2.43メートル)程度あるものが多いようです。
ちなみに2018年まではパッティングするときは、必ずカップからピンを抜かなければならないルールがありました。
しかし、2019年のルール改正で、ピンを抜かなくてもいいというルールに変わっています。
ラウンド経験者なら、グリーン周りやグリーンにボールが乗った後に「ワンピン」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ワンピンはピン1本分という意味のゴルフ用語です。
多くのゴルフ場では8フィート(約2.43メートル)のピンが使われていますので、ワンピンは約2.40メートルのことだと理解しておきましょう。
先述したとおり、ピンの長さは正確な規定がないため、ワンピンが正確にどれくらいの距離かは感覚的なところが大きいです。
「ワンピン寄せ」「ワンピンに付ける」のような使い方をされますが、これはカップまでピン1本くらいの距離が残っているという意味です。
日本ではたいてい8フィートのピンが使われていますが、風が強い場所にあるゴルフ場では短めのピンが使われていることもあります。
強風が起こりやすいイギリスでは、8フィートよりも短いピンが使われているため、イギリスのワンピンは日本のワンピンよりも短めです。
ちなみに英語でワンピンはwithin the-pin-lengthと言います。
■ワンピン以外のピンに関するゴルフ用語
ワンピンはよく聞くゴルフ用語ですが、ワンピン以外にもピンに関するゴルフ用語はあります。
ベタピンは、ピンギリギリの距離にボールを寄せるという意味です。
目を瞑ってもカップインできるくらいの距離にボールがある状態がベタピンと呼ばれます。
グリーンにボールが乗ったときにワンピン以内に寄せることができれば、ゴルフが上達します。
ワンピン以内なら1パット、もしくは2パットでカップインが狙えるからです。
もちろん初心者のうちは2.40メートル程度の距離でも「カップに入れるのは難しい」と感じる人もいるかもしれません。
カップに入れるためにはパッティング練習も必要ですが、ワンピン以内でのグリーンオンが安定して出せるようになって、パッティングの精度も上がればスコアアップが目指しやすいです。
グリーンオンしてからスコアがかさんでしまう人は、ワンピン以内に寄せる練習をしましょう。
ワンピンを狙うといっても、グリーンオンさせる前にどこにボールがあるかで、どれくらいボールを飛ばさなければならないかが変わってきます。
ワンピン寄せができるようになるために、セッティングするクラブを使い分けて、狙った距離を確実に飛ばせるように練習しておきましょう。
今回はピンの目的や長さ、ゴルフ用語の「ワンピン」について解説しました。ワンピンはラウンドすれば高確率で耳にするゴルフ用語ですから、この機会に覚えておきましょう。
ゴルフのスコアアップにはワンピン寄せを狙うことが大切です。
同時にパッティングの精度を上げて、ベストスコアを目指しましょう。
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