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花びらが5枚で直径3cmほど。黄色い花を咲かせるこの野菜は、栽培が比較的簡単なので、家庭菜園でもよく植えられていて、見かけたことがある方も多いのでは。
正解は、キュウリです。
キュウリと同じウリ科のカボチャ、スイカ、ズッキーニ、ゴーヤなども、似たような黄色い花を咲かせます。
真夏の青空に映える、濃い黄色の花。キュウリは1つの苗から何本ものツルが力強く伸び、日差しを浴びて、どんどん実がつきます。家庭で苗を1つ植えておけば、ひと夏、キュウリを買わなくてもいいほど収穫できるので、とても重宝しますね。
直径2cmほどの白い花。花びらの先がとがっているのが特徴。葉の色みやツヤ感が、果実の表面とよく似ています。キュウリと同様、簡単に栽培できるので、家庭菜園で育てている方も多いのでは。
正解は、ピーマンです。
ピーマンの実は花の真ん中から成長します。ピーマンはシシトウの仲間。赤、黄、橙色のカラーピーマンをはじめ、大ぶりなパプリカや肉厚なジャンボピーマン、細長いくさび型のピーマンなども同じ系統です。
私たちが普段、目にしているピーマンは、未熟なゆえに緑色をしていますが、収穫せずに実がついたままにしていると、やがて真っ赤に色づき、完熟形となります。赤いピーマンは青臭さが抜けて甘味が増します。家庭菜園でピーマンを植えている方は、今年は赤ピーマンに挑戦してみてはいかが。
直径4mmほどの小さな白い花が集まって、見た目はまるでカスミソウのブーケのよう。ブーケの大きさは直径15~20cm。家庭菜園でよく栽培される色鮮やかな根菜といえば…。
正解は、ニンジンです。
白い花だけ見ると、赤いニンジンとは全然結びつきませんね。地上に実がなる野菜と違って、地中に実がなる根菜は、花が結実するわけではないので、収穫の際に花自体はそれほど重要ではありません。特にニンジンは花が咲いてしまうと、実に栄養がいかなくなり、おいしく食べることができなくなってしまうので、たいていは花が咲く前に収穫します。
たまに収穫せずに残ってしまったニンジンの花が、背丈50cmほどにも伸びているのを見かけることもありますが、こんなきれいな花が咲くのなら、1つだけ収穫せずに残してみてもいいかもしれませんね。
まるでタンポポかキクのような小ぶりな花。直径は2cmほど。家庭で育てるのはなかなか難しいといわれる野菜で、うまく丸くなる前に、とうが立ち、花が咲いてしまうこともしばしば。
正解は、レタスです。
レタスは高原野菜といわれるように、冷涼な地方でよく育ちます。家庭菜園やベランダで育てたことがある人も多いと思いますが、レタスは気温が高くなりすぎると、結球する前にすぐにとうが立って、花が咲いてしまいます。しかし、花が咲くのは朝の何時間かで、昼ごろには閉じてしまうので、もし家庭で育てているレタスがとう立ちし、開花を見てみたいのでしたら、午前中がオススメです。
葉物野菜の栽培は、まずは虫との闘い。そして、レタスのような高原野菜は冷涼な気候を好むので、植え付けは気温が高すぎる時期をはずしたほうがいいかもしれませんね。
今回ご紹介した野菜の花たちは、家庭でもわりと簡単に見かけることができますが、この、アサガオのようなサツマイモの花は、熱帯などではよく開花しますが、日本ではさまざまな条件が重ならないと咲くことがないため、なかなかお目にかかることができないといわれています。
夏本番。野菜たちもグングン育っています。野菜を育てるということは、ほとんどは収穫が目的ですが、たまには、実が育つまでの間、花として楽しんでみてはいかがですか。