春から夏への過渡期にあたる初夏は、暑すぎず寒すぎず、快適に過ごせる時期といわれています。そのぶん、服装選びが難しい季節でもあり、お出かけ前はコーディネートに頭を悩ませる人もいるでしょう。
そこで今回は、初夏の服装選びに困っている人向けに、初夏の服装を考える際に押さえておきたいポイントや、初夏におすすめの服装をまとめました。


初夏の気温はどのくらい?

日本は南北に長い島国ですので、同じ初夏の時期でも地域によって平均気温に差が生じます。
以下では、主要な地域の初夏(5月上旬~6月上旬)の日最高気温、日最低気温の平均をまとめました。[注1]
※日最高気温/日最低気温として記載しています。

【札幌】
5月上旬:16.1℃/7.3℃
5月中旬:17.7℃/8.8℃
5月下旬:19.8℃/10.7℃
6月上旬:20.8℃/12.0

【仙台】
5月上旬:19.2℃/10.2℃
5月中旬:19.7℃/11.4℃
5月下旬:21.6℃/13.3℃
6月上旬:22.3℃/14.7℃

【東京】
5月上旬:22.6℃/13.3℃
5月中旬:23.2℃/14.3℃
5月下旬:24.9℃/17.4℃
6月上旬:25.3℃/17.2℃

【大阪】
5月上旬:23.9℃/14.8℃
5月中旬:24.5℃/15.6℃
5月下旬:26.2℃/17.4℃
6月上旬:27.2℃/18.8℃

【福岡】
5月上旬:23.4℃/15.1℃
5月中旬:24.2℃/15.9℃
5月下旬:25.5℃/17.4℃
6月上旬:26.4℃/18.9℃

【那覇】
5月上旬:26.4℃/21.2℃
5月中旬:27.1℃/22.2℃
5月下旬:27.5℃/22.8℃
6月上旬:28.6℃/23.9℃


初夏になりたての頃は日最高気温の平均は20℃前後ですが、初夏が終わりかけの頃には日最高気温が25℃を超える地域も増えてきます。一方、日最低気温は5月上旬では10~15℃となっており、その日の天気によってはまだまだ肌寒さを感じることもあります。
春から夏への過渡期にあたる初夏は、前半と後半で平均気温に差が出てきますので、お出かけの日はその日の予想最高気温や最低気温、天気などをチェックしてコーディネートを考えるのがおすすめです。

[注1]気象庁:過去の気象データ検索


初夏の服装を考える上でのポイント

初夏に着る服装を考えるときに押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

■1. 5月上旬はライトアウターがあると便利
5月上旬は、日最高気温が20℃を超える日が増えてくる一方、日最低気温は15℃を下回る日も少なくありません。日中を薄着で過ごしていると、夕方以降に肌寒さを感じることもありますので、夕方以降に帰宅する場合は、カーディガンや薄手のジャケットなどのライトアウターがあると便利です。

■2. インナーは吸湿速乾タイプを選ぶ
初夏は半袖一枚で出かけるのはまだ早いものの、日中は汗ばむような暑さを感じることがあります。特に天気のよい日は気温が上がりやすいので、通気性の良いシャツやブラウスを合わせると共に、吸湿速乾タイプのインナーを選ぶのがおすすめです。シャツやブラウスが長袖でも、吸湿速乾性のインナーを着用していれば、汗やベタつきに悩まされる心配はなくなります。

■3. さわやか、明るめのカラーをチョイス
5月~6月上旬は若葉や新緑がまぶしくなる季節ですので、コーディネートでも明るく、さわやかな色を採り入れたいところです。青系ならスカイブルーやマリンブルー、緑系ならミントグリーンやモスグリーンなどを選ぶと、初夏にふさわしい爽快感を演出できます。藤やあじさいをイメージさせるパープルを採り入れるのもおすすめです。


男女別!初夏におすすめの服装を紹介

初夏におすすめのコーディネートを男女別にご紹介します。

■【メンズ】5月上旬~中旬はライトアウターを活用したコーディネートがおすすめ
5月上旬~中旬までは、日最低気温は15℃に満たない日も多いので、体温調節しやすいライトアウターを採り入れたコーディネートがおすすめです。たとえば、白シャツにスカイブルーのカーディガン、きれいめのスラックスを合わせたコーディネートや、無地の長Tシャツに細身のパンツ、モスグリーンのジャケットを合わせたスタイルなど。レイヤードスタイルなら、ひとつひとつのアイテムが薄手のものでも冷えを感じにくくなります。

■【メンズ】5月下旬~6月上旬は七分丈や半袖もあり
5月下旬~6月上旬になると、地域によっては日最高気温が25℃を超えるところも出てきます。一方で日最低気温も15℃を超える日が増えてきますので、外出する時間帯によっては七分丈のTシャツ一枚や、半袖×薄手のカーディガンでも快適に過ごせるようになります。色も淡めのカラーで統一するより、やや濃いめの色のアイテムをひとつ採り入れると、季節を先取りしたファッションになります。

■【レディース】5月上旬~中旬はシャツ・ブラウスが大活躍!
5月上旬~中旬は、一枚で着てもよし、レイヤードスタイルにしてもよしのシャツ・ブラウスがあると便利です。暖かい日はシャツやブラウス一枚で過ごせますし、肌寒いときは上にカーディガンや薄手の春ニットを重ねれば、暖かく過ごすことができます。着回しを重視するなら白のブラウス、シャツがおすすめですが、ブルーやベージュのストライプシャツなら一枚でも爽やかさを演出できるでしょう。

■【レディース】5月下旬~6月上旬は透け感のあるブラウスやノースリーブワンピが人気
夏直前の5月下旬~6月上旬は、日中ならアウターなしでも過ごせる日が多くなります。透け感のあるブラウスや、ノースリーブワンピ×七分丈のシャツといった組み合わせでも冷えを感じにくく、涼やかな雰囲気にまとまります。夜間や朝方の冷えが気になる場合は、リネンのシャツワンピや、シフォンのロングカーディガンなどを羽織ると、簡単に体温調節できるでしょう。


初夏は前半と後半で装いを変えるのがポイント

初夏にあたる5月上旬~6月上旬は、夏に向けてだんだんと気温が上がり始める時期です。5月上旬~中旬までの前半と、5月下旬~6月上旬までの後半では、日最高気温や日最低気温に差が出てきますので、日々の気温の変化をチェックしながらコーディネートするのがポイントです。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の天気や予想気温などをもとに、快適に過ごせる服装を提案する「服装指数」を毎日公開しています。初夏のお出かけの服装選びにぜひご活用ください。

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 初夏の服装を考える上でのポイントや男女別のおすすめの服装を紹介