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ゴルフをプレーしている人のなかには、親指の付け根に痛みを感じる人が多くいます。
右打ちの場合は左手の親指、左打ちの人は右手の親指に痛みを感じるはずです。
親指の痛みの原因はいくつか考えられます。
■1. 練習やプレーのし過ぎ
「早くゴルフが上達したい」と練習やプレーをするのはいいのですが、やり過ぎると手を酷使してしまい、痛みが出ることがあります。ゴルフはコツコツ練習することが上達への鍵でもあるのですが、なにごともやり過ぎは禁物です。
■2. グリップに力が入り過ぎている
グリップを握る時力が入り過ぎていることも、親指が痛くなってしまう原因として考えられます。グリップは「10のうち3の力で持つといい」と言われているのですが、飛距離を出したい場合やヘッドスピードを上げたいと思うと思わず力が入ってしまうものです。
グリップを指で握るとき、人差し指と親指でつまむように持つショートサムと、親指をグリップにくっつけるようにして握るロングサムがあります。一般的に利き手と反対の親指が痛くなる人は、ショートサムだと言われています。ショートサムで力を入れて握ると親指の関節が反ってしまうからです。
ただロングサムで握っている人でも痛みを感じることがあります。有名なツアープロでロングサムの選手でも、痛みを感じて痛々しい姿で出場することもありました。どちらの場合もグリップを必要以上の力で握っていることが、痛みを感じる原因といえます。
■3. パームグリップをしている
先ほど紹介したショートサムとロングサムは、指でグリップを握る方法です。それ以外にもいくつか握り方はありますが、手のひらを使ってグリップを握るパームグリップという握り方があります。このパームグリップをしていて親指の付け根に痛みを感じる人も多いようです。
人の骨格はそれぞれ違いますから、どれが痛みが出ないということは一概に言えません。ただパームグリップで親指に痛みを感じていた人がフィンガーグリップにして改善されたという例もあります。
■4. ミスによる負荷
ダフりやトップでミスをすると、その瞬間に親指の付け根に思っている以上の負荷がかかってしまいます。1回のミスではそれほど痛みを感じないとしても、何度もミスを繰り返していると、親指に大きな負担がかかっている場合があるのです。ミスでかかった負荷による痛みは、体の他の場所に出る場合もあります。
ゴルフの練習やプレーで親指が痛いときはどうすればいいのでしょうか。
ケア方法を2つ紹介しますので、参考にしてください。
■1. 痛みが引くまで休む
ゴルフの練習やプレーをしたいという気持ちはわかりますが、無理をして悪化させると、もっと長い期間プレーができなくなってしまいます。痛みを感じるのであれば、まずは休んできちんと治すのが一番のケア方法です。
■2. 病院を受診する
痛みが日常生活にも影響が出るくらいひどいのであれば、医師に診てもらうことをおすすめします。親指の痛みはよくある痛みですが、原因が違えば適切なケア方法も変わってきます。まずは病院に行って、今どのような状態でどのような治療が必要なのかを教えてもらいましょう。
一度痛みが引いても、今までと同じように練習したりプレーしていては、痛みが再発する可能性があります。
痛みを再発させないためには以下の解決策を試してみましょう。
■1. グリップの握り方を変える
グリップの種類はいくつかあります。グリップの握り方が原因で痛みが出ている場合、同じ握り方では再発する可能性が高いです。今までとは違う握り方を試してみましょう。
■2. 力を抜くことを意識する
飛距離を出そうと無意識のうちにグリップを強く握ってしまっている場合、それが痛みの原因になっている可能性があります。「力が入っているな」と感じる場合は、特に意識して力を抜くスイングやインパクトを練習しましょう。
■3. なるべくミスを減らす
ミスショットが原因で親指に負担がかかり過ぎているのかもしれません。プロでもミスはあるものですが、正確なスイングを身につけることで防げるミスはあります。痛みが引いたらスイングの見直しをして、なるべくミスを減らす努力をしてみましょう。
ゴルフを上達したいと頑張っている人ほど、練習を休むことに抵抗を感じるかもしれません。しかし痛みがある状態でそのまま練習しても、痛みが改善することはまずないでしょう。痛みが引いたらまたプレーが楽しめます。早く治してゴルフを楽しむためにも、まずはしっかり休んでください。
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