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コテージは「小さな家」という意味があり、設備はキャンプ場ごとに違いますが、家具や家電が揃っていたり、シャワーやテレビ、Wi-Fiまで備えられていたりすることもあります。さらに就寝用にベッドが用意されていて、ほとんど自宅と変わらない快適空間となっています。
何でも揃っていたらキャンプらしくないと感じるかもしれませんが、コテージでもバーベキューはできますし、昼は川遊び、夜は星空観察など大自然を満喫できます。小さなお子さんがいるなら、コテージのほうがゆっくりと遊べて満足できるかもしれません。
建物はほとんどが木造ですが、防音性に優れていて静かに過ごすこともできます。またベッドなどの寝具が設置されているので、自宅で寝るのと同じくらい快適な睡眠環境にもなります。慣れないテント泊で睡眠が浅くなることがないのもコテージの魅力です。
ちなみにコテージほど設備が揃っていない場合には「ロッジ」や「バンガロー」と呼ばれることもありますが、明確な境界線はありません。より快適度が高い施設がコテージで、テント泊に近いのがバンガロー、ロッジはその中間と覚えておくといいかもしれませんね。
● テントの設営・撤去が不要
● 遊ぶ時間を確保できる
● キャンプの荷物が少なくて済む
● 雨が降っても気温が低くても安心
キャンプ場でテント泊ではなくコテージ泊をするメリットを挙げてみました。テントの設営も撤去も不要なので遊ぶ時間を確保しやすく、さらにキャンプの荷物を減らせます。持っていくキャンプ道具が少ないということは、自宅に戻ってからのお手入れも簡単です。
また雨などの悪天候でも快適なキャンプになるというのも、コテージ泊の大きなメリットです。雨に濡れながらテントの設営をするのは大変で、風邪を引く可能性もありますが、コテージならその心配はありません。
コテージって料金が高そうというイメージがあるかもしれません。でも実際にはテントなどのキャンプ道具を買い揃えるよりも、コテージのほうが低予算で遊べます。
本栖湖キャンプ場(コテージ):18,900円
長瀞オートキャンプ場(バンガロー):21,000円
※料金は2021年8月3日現在のもの
キャンプ場によって料金は違いますが、家族で宿泊するなら1泊あたり2万円程度の予算で泊まれます。コテージなら手ぶらでキャンプを楽しめるので、追加でキャンプ道具を揃える必要はありません。
テント泊をするなら、テント代だけでも3万円程度かかり、さらに寝袋やターフ、椅子、BBQグリルなどを揃えると10万円近くかかる場合も。キャンプ道具を揃えてしまえば、数年間は出費を抑えられますが、実際には新しい高機能な道具が欲しくなり、キャンプのたびに出費がかさむなんてことも。
1年間に2~3回しかキャンプをしないのであれば、テント泊よりもコテージ泊のほうが安く楽しめます。もちろんテント泊にはテント泊の良さがありますので、費用だけで決めることではありませんが、コテージ泊がそれほど高額ではないことを分かってもらえたかと思います。
コテージ泊でのキャンプは初心者におすすめなのですが、すでにお伝えしましたように、キャンプ場によってコテージの設備がまったく違います。手ぶらで行ける前提でコテージを予約したら、設備がほとんどなくて困ったなんてことも考えられます。
そうならないために、コテージ泊をするときには下記の3つを頭に入れておきましょう。
・事前に設備を確認しておく
・理想はトイレ完備
・メンテナンスされているコテージを選ぶ
必ずやらなくてはいけないのが「設備の確認」です。ベッドがあっても布団類がないコテージもありますし、キッチンや調理器具、食器の有無によっても持っていくべきキャンプ道具が変わってきます。最初はできるだけ設備が揃ったコテージがおすすめです。
設備の中でもトイレが完備されているのが理想です。共同のトイレでも問題ありませんが、混雑する可能性もありますし、真夜中にトイレに行きたくなったときにトイレが遠いと困ります。できるだけトイレ付きのコテージを選びましょう。
そして1番重要なのは、コテージに清潔感があることです。キャンプ場によっては今にも朽ちてしまいそうなコテージや、ジメジメして不快なコテージなどもあります。口コミサイトなどで評判を調べておき、できるだけ清潔感のあるコテージを選びましょう。