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雨の日に履いていくパンツを選ぶときは、何よりも歩きやすさを重視するのがポイントです。雨の日は傘を差していて体のバランスを取りにくいうえ、路面も濡れて滑りやすいので、歩きにくいパンツを履いているとつまずいたり、転倒したりする危険性が高まります。
「大人になって転倒なんて…」と思われるかもしれませんが、東京都生活文化曲消費生活部が公表している統計によると、雨が降っているときに「滑って転んだ、転びそうになった」と回答している人は男女ともに8割を超えており、一部ではケガをして通院したり、あるいは入院したりしているケースも見られます。[注1]
転倒した場所によっては骨折など大きなケガにつながるおそれもありますので、雨の日のパンツは、歩きやすさを重視して選びましょう。
[注1]東京都生活文化曲消費生活部:ヒヤリ・ハット調査「降雨時の身の回りの危険」[pdf]
では、雨の日に履いていくパンツはどのような基準で選べばよいのでしょうか。
ここでは、雨の日のパンツ選びでチェックしたいポイントを4つご紹介します。
■1. アンクル丈のパンツを選ぶ
パンツの裾は、路面の水はねを最も受けやすい部位といえるでしょう。水はね・泥はね対策のためには、やや丈の短いパンツを履くのがおすすめです。具体的には、パンツの裾がくるぶしや足首よりも高い位置にあるカプリパンツやクロップドパンツ、サブリナパンツなどを履くと、裾濡れを最小限に抑えることができます。
■2. スキニーパンツを選ぶ
足のラインにぴったりフィットするスキニーパンツは足さばきが良いので、雨の日でも颯爽と歩くことができます。濡れた裾が足にまとわりついたり、しゃがんだときに裾やおしりが濡れた路面についたりする心配もないので、雨の日でもアクティブに活動できます。また、スキニーパンツならレインブーツなどに裾をブーツインしやすいので、水はね・泥はね対策しやすいところも大きなメリットです。
■3. ポリエステル素材のパンツを選ぶ
お出かけ中は雨に濡れても簡単に着替えられませんので、水濡れに強く、速乾性も高いポリエステル素材のパンツを選ぶのがおすすめです。ポリエステル地のパンツなら、ハンカチやタオルなどでさっと水気を拭き取れば短時間でも乾きやすいですし、洗濯もしやすいので一石二鳥です。
■4. 色の濃いパンツを選ぶ
どんな生地でも、水を含むとその部分の色が一段階濃くなります。乾いた部分と濡れた部分のコントラストが強いと水玉模様になってしまいますので、雨の日のパンツは、黒やネイビーなど、なるべく濃くて落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。
ここまで雨の日に適したパンツの特徴をご紹介してきましたが、逆に雨の日には避けたいパンツもあります。
雨の日のパンツ選びに失敗しないよう、雨に向かないパンツの種類や特徴を3つに分けて解説します。
■1. フレアパンツやワイドパンツ
フレアパンツやワイドパンツのように、裾が広がっているタイプのパンツを履くと、水はねや泥はねの影響を受けやすくなります。また、裾が濡れて重くなると足さばきも悪くなり、裾同士が絡まって足がもつれることもありますので、雨の日に裾が広いタイプのパンツを履くのは控えた方がよいでしょう。
■2. コットン生地やデニム生地のパンツ
コットン生地やデニム生地は、一度濡れると乾きにくいので、雨の日にはあまりおすすめできません。とくにノンウォッシュのデニム生地は、雨の日に履いていると色落ちしやすく、合わせて着ていた白いTシャツが青く染まってしまった…なんてことも。もともとデニム生地は湿気や汚れに強いので、小雨程度ならお出かけ時に履いても問題ありませんが、雨脚が強い日の着用は避けましょう。
■3. 明るく、薄い色合いのパンツ
明るくて薄い色のパンツを履くと、水に濡れた部分が濃く浮き出てしまい、水玉模様のように見えてしまいます。雨が降っているときは、薄いイエローやブルーといったパステルカラーはもちろん、ライトグレーやベージュなどのパンツは避けた方が無難です。なお、白色のパンツは水玉になりにくいので、泥はね対策をしっかりすれば雨の日に履いてもOKです。
雨の日でも安全かつ快適に過ごすためには、歩きやすく、濡れや汚れに強いパンツを選ぶのがおすすめです。具体的には、体にぴったりフィットするスキニーパンツや、速乾性の高いポリエステル素材のパンツ、丈の短いパンツなどを選ぶと、雨の日でも活動しやすくなります。逆に、裾の広がったパンツや、乾きにくいコットン・デニム生地のパンツを履くと、つまずいたり、体が冷えたりする原因になるので要注意です。
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