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ぽかぽかと暖かい日が増える4月ですが、一日中半袖で過ごしても問題ないのでしょうか?
結論からいうと、4月中に半袖一枚で過ごすのはあまりおすすめできません。
たとえば東京の場合、2020年4月の日平均最高気温が18.2℃、日平均最低気温は7.9℃でした。最も気温が上がった日でも最高気温は24.2℃、最低気温も10℃を下回る日がほとんどでしたので、半袖一枚で過ごすのはやや難しいといえるでしょう。[注1]
[注1]気象庁 過去の気象データ検索(東京 2020年)
では、半袖はいつから着始めるのがベストなのでしょうか。
夏場の平均気温を考慮すると、半袖一枚で過ごせるようになるのは気温25℃がひとつの目安となりそうです。東京の気温の平年値をチェックすると、5月には最高気温が約23℃まで上昇しますので、日中であれば半袖一枚で過ごせる日も増えてくるでしょう。
ただ、5月でも最低気温は14℃と朝晩の気温差が大きいので、日中は半袖一枚でも、日が落ちた後は薄手の羽織り物を着たほうが安心です。7月に入れば、平均気温は25℃を超え、最低気温も20℃を上回るようになるので、基本的には一日通して半袖一枚で過ごしても肌寒さを感じることはないでしょう。
4月に半袖を着る際、注意したいポイントを4つご紹介します。
■1. 最高気温よりも最低気温をチェック
4月は夏場に比べて朝晩の寒暖差が大きいので、最高気温を基準にして服装を選ぶと、日が落ちた後に肌寒さを感じやすくなります。日中に帰宅するなら問題ありませんが、夕方以降まで外出しているのなら、最高気温よりも最低気温を基準にして半袖と合わせるアウターを決めましょう。最低気温が15℃前後の場合は、薄手のカーディガンでも十分ですが、10℃前後の場合はトレンチコートやマウンテンパーカーなどでしっかり防寒対策するのがおすすめです。
■2. 気温に合わせて半袖の生地を選ぶ
4月は半袖と長袖を重ね着することが多い時期ですので、気温が高い日や、日差しのある日は汗ばんでくることもあります。最高気温の高い日や、晴れの日に出歩くのであれば、通気性の良い半袖を選ぶようにしましょう。具体的には、ポリエステルや混紡素材を使ったものや、鹿の子編み・メッシュのものを選ぶと、汗をかいても一日中さらっとした着心地をキープできます。
一方、それほど気温が上がらない日は、重ね着していても内部が蒸れる心配はあまりありません。むしろ、薄手の半袖を着ると風が冷たく感じる場合もありますので、保温性の高いコットン生地を使った半袖を着用するのがおすすめです。
■3. 着回しするなら無難な半袖を選ぶのがポイント
春に着る半袖は、長袖と組み合わせたレイヤードスタイルがメインとなります。組み合わせる長袖のデザインにもよりますが、色柄が派手な半袖を選ぶと、重ね着の選択肢が限られてしまいます。いろいろなアウターと合わせて着回したいのなら、主張が強すぎない無難な半袖を選ぶのがおすすめです。具体的には、どんなアウターとも合わせやすい白色Tシャツや、薄いグレーの半袖シャツなどを1枚持っておくと、春の半袖コーデに大活躍します。
■4. 半袖に合わせるアウターは軽さを意識する
4月になるとすっかり春めいてきますので、日が落ちてからの防寒対策といっても、厚手のものや暗い色のアウターを羽織ると重たく見えてしまいます。春らしい軽やかさを演出するためにも、半袖の上に羽織るアウターは、薄手のものや、パステルカラーなど明るめの色を選びましょう。ニットカーディガンでも、透け感のあるデザインなら4月のアウターとして活用できます。
4月になると冬の寒さこそ感じなくなりますが、半袖一枚で過ごすにはまだまだ辛い時期です。日中は20℃近くまで上がる日でも、日が落ちた後は10℃台まで気温が下がりますので、半袖を着るのなら長袖のアウターとの組み合わせが必須です。その日の天気や気温に合わせて、半袖の素材やアウターの種類を変えれば、1日お出かけしていても快適に過ごせるでしょう。
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