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冬物の衣類をクリーニングに出す前に、チェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
■1. ポケットの中身をチェック
アウターやボトムスのポケットにハンカチやポケットティッシュ、レシートなどの小物を入れたまま、出し忘れているケースは少なくありません。クリーニング店でもポケットの中身は確認しますが、連絡対応の有無は店によって異なります。大切な物が入ったままになっていないか、すべてのポケットの中身をチェックしておきましょう。
■2. 破れ、ほつれをチェック
破れやほつれのある衣類をそのままクリーニングに出してしまうと、ほころびが広がってしまう可能性があります。破れやほつれがないか入念にチェックし、できれば自分で補修しておきましょう。お直しが可能なクリーニング店に修繕を依頼するのもひとつの方法です。
■3. シミ・汚れをチェック
食べこぼしや泥はねなどによるシミ・汚れがないかどうかチェックします。なお、クリーニング店にシミ抜きをお願いする場合は、シミや汚れの部分に印をつけておき、「いつ」「何が原因で」ついた汚れで、「どんな処置をしたのか」を伝えておくとスムーズです。
冬物衣類をクリーニングに出す場合、1点ごとに費用がかかるのが一般的です。自分で洗濯できるものは自宅でお手入れした方が節約になります。
クリーニングに出すべき衣類と、自分で洗濯できる衣類を見分けるためにチェックするのが、衣類についた洗濯表示のタグです。「家庭洗濯」のマークがついている衣類なら、自宅で洗濯できます。
円の中にPやF、Wなどのアルファベットが記載されているものや、「ドライ」「ドライ セキユ系」などの文字が記載されているものは、クリーニングが必要です。ただ、「ドライ」や「P」などのマークがある衣類に関しては、家庭用洗濯機の「ドライコース」や「おうちクリーニングコース」「ソフトコース」などを活用すれば自宅でお洗濯できます。
なお、水を張った容器の上に×印がついたマークは「家庭での洗濯禁止」の表示です。クリーニングに出しましょう。
洗濯表示は平成28年12月以降の生産分から、現在の「新表示」に切り替わっており、「旧表示」とはマークが大幅に変更されています。なかには、見た目が旧表示と似ているのに、意味が全く異なるマークもありますので、不安な方は消費者庁のホームページなどで洗濯表示を確認するとよいでしょう。
自宅で冬物の衣類を洗濯する際のコツや注意点を4つご紹介します。
■1. 冬物衣類はお風呂の残り湯を使うのがコツ
一般的に使われる洗濯用洗剤は、30~40℃程度のぬるま湯を使うと最も効果が高くなるといわれています。水温が低くなる冬場は、お風呂の残り湯を使って洗濯すると、衣類の汚れを上手に落とすことができます。
ただし、ニットなどはぬるま湯で洗うと繊維が縮んでしまう可能性があります。大きめの容器に水を張り、洗剤を投入してつけ置き洗いしましょう。
■2. ドライコースを利用する場合は、おしゃれ着洗い専用の洗剤を使う
ドライコースでの洗濯が必要な衣類を洗うときは、洗剤もおしゃれ着洗い専用のものを使うのがポイントです。通常の洗剤を使ってしまうと、ドライコースで洗濯しても型崩れや傷みの原因となりますので要注意です。
■3. 目立つ汚れは下洗いしておく
目立つ汚れがある場合は、洗濯機で洗う前に、手作業で部分洗いしておくのがおすすめです。洗面器にぬるま湯を張っておしゃれ着洗い用の洗剤を入れたら、汚れた部分を浸し、やさしく握るように洗いましょう。
■4. デリケートな衣類の脱水は短時間で!
ニットやダウンジャケットなどのデリケートな衣類は、長時間脱水をかけると型崩れするおそれがあります。脱水は30秒ほどの短時間に留め、自然乾燥しましょう。
冬物の衣類をクリーニングに出すときは、ポケットの中身やシミ・汚れ・ほつれなどを事前にチェックし、状態を確認しておくことが大切です。自宅で洗えるものはおしゃれ着洗い用洗剤やドライコースなどを上手に活用し、型崩れや傷みを防ぎましょう。デリケートな素材は長時間脱水をかけられないので、天気のよい日を狙ってお手入れするか、エアコンなどを使って部屋干しするのがおすすめです。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、洗濯物の乾きやすさを数値で表した「洗濯指数」を公開しています。洗濯指数は10日先まで公開していますので、冬物衣類のお洗濯計画にぜひご活用ください。