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そんな秋は、大掃除に最適な時ともいえるため、前回の記事では「エアコン」「カーテン」「ラグマット」「キッチンマット」「トイレマット」を“秋掃除”できれいにしよう!とお伝えしました。
さらに、今回ご紹介する部分の秋掃除を済ませておくと、繁忙期の年末に冷水と格闘する年末の大掃除がかなり軽減できます。時間がある好天日をねらって、家族みんなで秋掃除に取り掛かってみませんか!
普段なかなか手が行き届かない窓、窓枠、網戸などは、雨や風に含まれた汚れによって思いの外汚れているため、気候のよい今の時期こそ、ぜひ取り掛かっておきたい秋掃除のポイントになります。
窓や網戸に土ぼこりが付着した状態を年末まで放置していると、空気の乾燥ともに汚れがこびりつき、取りづらくなってしまいます。
何より、寒い季節に冷たい水を使っての窓掃除は大変ですよね。でも、今ならまだ汚れを落としやすいので、一気に洗って、乾拭きして、汚れも気持ちもすっきりさせちゃいましょう。
大きな窓を洗う場合、水滴をきれいに拭き取るのはとても大変ですが、100円ショップなどで売っているT字ワイパーを使うと、簡単に水滴の跡を残さず拭き取れますよ!
次のポイントは水まわりです。
浴室には、夏の時期に発生した目に見えないカビの胞子が発生していることがあるので、普段、手のゆき届かない天井や壁などの掃除にも取り掛かりましょう。
黒いカビがタイルの“メジ”などに発生する前に、カビ取り剤をスポンジに含ませて壁、天井、床をこすって、洗剤のラベルに表示された放置時間を参照にして、しばらく放置します。その後、シャワーで冷水をかけて、T字ワイパーなどで水滴を拭き取ればOK。
クエン酸が自宅にある場合は、鏡やカランなどの水垢も一緒に落とせば、見た目にも気分的にもかなりすっきりするはずです。
さらに、浴室を掃除する際に押さえておきたいポイントがあります。それは普段見ることがあまりない、浴槽の下部分です。
通常「エプロン」と呼ばれる仕切りによって浴室と浴槽下は仕切られていますが、「エプロン」は簡単に外れます。エプロンを外してみると意外なことに、浴槽の下部分の床や排水溝にカビやヘドロ状の汚れがたまっていることが多いのです。
こちらも壁の洗浄方法と同じように、手の届くところは浴室用の洗剤をスポンジに含ませて、汚れをこそぎ落としましょう。手の届かない部分はスプレーを使って洗剤を塗布し、しばらく放置した後に冷水のシャワーでしっかり流しましょう。
カビが生えやすい部分というとすぐに浴室が思い浮かびますが、意外な盲点はクローゼット内です!
普段、閉め切った状態のクローゼットの壁の角部分に黒いカビ状のようなシミがついていることがあるのですが、おおかたの場合これは、クローゼット内の湿気によるカビであることが多いといわれています。
さらに、クローゼット内の衣類を出し入れすることで、どうしても床部分にホコリが溜まるので、この機会に掃除機で床部分のホコリを吸い取りましょう。
ホコリを吸い取ったら、クローゼット内にこもった湿気を放出するため、天気のよい日にしばらく扉を開け放っておきましょう。この時にできれば、除湿剤などをクローゼット別にひとつ置いておくと、その後の湿気予防にもなります。
窓や網戸と同様に、キッチンまわりの汚れや換気扇の汚れも、大気が乾燥し、気温が下がる時期になると落としづらくなります。
キッチン用の掃除グッズや洗剤は、さまざまな種類が市販されていますが、どこの家庭にもある食器洗剤などで、コンロまわりや壁、電子レンジやトースター内部などの汚れを落としておくことも、秋掃除のポイントといえます。
また、コンロまわりに置いた調味料の小ビンなどには揮発した油が付着しているので、ビンの蓋をしっかり閉めた状態で中性洗剤を含ませたスポンジでササッとこすれば、気になっていたベタベタ感もすっきりするはずです。
こうした小物類の掃除は想像以上に大変ですし、エイヤッと思い立たないとなかなか手がゆき届かない部分ですので、この機会にぜひ取り掛かってみませんか。
しっかり秋掃除をしておけば、年末の大掃除の際の手間を大きく軽減できます! 時間のある週末に、ぜひトライしてみてくださいね。
少し気が早いのですが、天気のよい週末に秋の大掃除に取りかかり、年の瀬を気持ちよくお迎えくださいね!