少しずつ「食欲の秋」を意識し始める頃ですが、まだまだ残暑の厳しい日も多く、体調管理が難しい時期でもあります。今回は見た目も可愛く、手軽に調理可能なココット料理にフォーカスします。しっかり食べて、元気に過ごしましょう!


朝ごはん、その食べるべき理由とは?

起きたばかりの私たちの体は、脳や内臓などの機能がゆっくりと目覚め始める状態です。体温もやや低め。寝ている間に心臓を動かしたり呼吸をするというような、生命維持に欠かせない体全体の指示を出して活動してくれているのが脳です。この司令塔の脳は「ブドウ糖」をエネルギー源にしていますが、朝にはこのブドウ糖が欠乏した状態にあります。脳がブドウ糖を欠乏していると、集中力が欠けたり、ぼーっとしたり、イライラしたりと精神的に不安定な状態を招いてしまうことも。

またエネルギーが欠乏して体温が低い体は、代謝が下がっている状態です。ダイエットには逆効果。空腹状態が長く続くと、体は飢餓状態になり生命維持活動を損なわないようにするための防衛反応が働きます。そして、次に摂った食事の栄養を蓄えるように働くので、結果、燃えにくく太りやすい体に。朝にしっかりと必要な栄養を摂ることこそが、健康、美容、また一日元気に働いたり勉強したりするためにもとても大切です。


ココットとは?

耐熱性で深みのある、円形あるいは楕円形の小型の器。また、この中で調理した料理はそのまま供することが多いことから、これを用いた料理もいう。(小学館/デジタル大辞泉より)

卵料理に用いる一人用の小型容器。また、それに盛った料理。(三省堂/大辞林より)

辞書では上のように記されていますが、見た目も愛らしく、その大きさからか、調理も簡単なレシピが多いようです。また、調理後にそのまま食卓に出すことができるので、その手軽さやビジュアルから近年人気が出ていて、レシピやムック本も数多く出されています。

ル・クルーゼに代表されるような鋳物ホーロー鍋のメーカーからも様々なココット鍋が販売されていますので、収集の楽しみもありますよね。


ココット×たまごのレシピ

ココットの王道、たまごを使ったレシピです。トースターを使うので、加熱中は手が空いて楽チンです。使用するトースターや材料、切り方、お好みのたまごの具合などによっても変わりますが、およそ5〜7分の加熱時間です。慣れるまでは、加熱時間の最後は様子見したり、追加加熱して調節してくださいね。

☆基本!たまご×ココット+「ほうれん草」

1. ココットにマヨネーズを塗ります。

2. 茹でたほうれん草を適当な大きさに切って、ココットに入れます。真ん中を少しくぼませて、たまごを割り入れます。

3. トースターで5分ほど加熱したら出来上がりです。

アレンジとして、チーズをのせて焼いたり、ハムや冷凍のカット野菜やコーンなどを加えてもみるのも彩りが出て華やかになります。また、ほうれん草を茹でる代わりに、ベーコンと一緒にオリーブオイルで炒めてしまうのもコクが出て◎。ほうれん草は前日におひたしを作って、残りをココットに使うというのもひとつの手ですね。シンプルに作って、ケチャップやマヨネーズ、バターなどで味の変化を楽しんでみてもよいと思います。

☆アレンジ たまご×ココット+「アボカド」

1. アボカドは半分に切って、タネを取り除き、淵を8mm程度残してくり抜く。

2. ボウルにたまごを割り、溶きほぐします。

3. 2.にピザ用チーズと塩・胡椒を加えて混ぜます。

4. ココットにアボカドの容器をのせ、くり抜いた部分に卵液を流し込んで加熱したら出来上がりです。

※くり抜いて残ったアボカドの実でもう一品。ボウルでフォークなどを使ってアボカドを潰します。お好みの具(ハムやツナ、ミックスベジタブル、ピクルスなど)を加え、レモン汁少々、塩・胡椒で味を整えて混ぜます。バケットなどと相性の良いパテができ上がりますよ。

☆アレンジ たまご×ココット+「じゃがいも」

1. じゃがいもはマッシュポテトにします。

2. ココットにマッシュポテトを入れ、たまごを割り入れます。

3. バターをのせて加熱したら出来上がり。たまごを崩しながら混ぜて食べてくださいね。


ココットのちょっと?新しいレシピ

容器の特性を活かして、少し変わったレシピはいかがでしょうか?朝ごはんだけでなく、ちょっとしたおもてなしや夕ご飯の一品にも向いていそうなレシピです。

☆ココットの焼きコロッケ

<材料>(2人分)

じゃがいも 300g

サラダ油 小さじ1

プロセスチーズ 40g

青じそ 3枚

溶き卵 大さじ1/2

パン粉 10g

わけぎ 1本

胡椒 少々

※ホタテ缶 1/2缶

※たまねぎ 50g

※料理酒 大さじ1

※みりん 大さじ1

※塩・胡椒 少々

<作り方>

1. じゃがいもは竹串がすっと通るくらいの柔らかさに。熱いうちに皮をむいて潰しておく。たまねぎはみじん切り、チーズは1cm角に、青じそは軸を除いて粗みじんに、青ねぎは斜め切りに切っておく。

2. フライパンにサラダ油を熱して※の具材を炒めて調味料で味を調える。

3. 2.にじゃがいも、プロセスチーズ、青じそを加えて混ぜ、ココットに分け入れる。

4. 表面にたまごを塗って、パン粉をのせ、トースターで表面にこんがりと焼き色がつくまで焼いて、仕上げに青ねぎ、胡椒を散らしたら出来上がり!

☆温サラダ?チーズココット

<材料>

チーズ 100g

ブロッコリー 1/4房

オクラ 2本

トマト 1個

食パン 1枚

塩・胡椒 少々

オリーブオイル 大さじ1

<作り方>

1. ブロッコリーは小房に分け、塩水で軽く茹でておく。オクラはガクを落として、軽く茹で、半分の大きさに斜め切りする。トマトは8等分に切っておく。

2. パンは耳を落として16等分に切り分け、軽くトーストする。

3. ココットに焼いたパンを敷いて、材料を全て分け入れます。

4. 塩・胡椒をそれぞれに軽く振り、オリーブオイルを回しかけ、トースターで焼いたら出来上がりです。

※焼いた食パンが水分調整の働きをしてくれて、パン自体も美味しくいただけます。チーズはお好みですが、モッツァレラやカマンベールなどがおすすめです。

☆みんな大好きな明太もちチーズ

<材料>

餅 1切

明太子(ほぐしたもの)15g

玉ねぎ 1/8個

牛乳 大さじ2

塩・胡椒 少々

バター 少々

ガーリックパウダー 適宜

とけるチーズ お好みで

<作り方>

1. ココットの内側にバターを塗り、薄切りにした玉ねぎ、牛乳、塩・胡椒、ガーリックパウダーを入れる。

2. 餅と明太子を入れ、上からチーズをのせる。

3.トースターで焼いたら出来上がりです。

参考

ABCクッキングスタジオ

まだまだ暑い日もありますが、元気に過ごして行きましょう!

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 しっかり朝ごはん食べていますか?<ココット 編>