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こうしたことが頻繁に起きる方の場合、「自分は静電気体質なんだ」とあきらめず、静電気が溜まる理由を知って、できるだけいや〜なバチツ!から解放されるよう、4つの方法を試してみては!
人間もモノも、プラスとマイナスの電気を持っています。そのバランスが崩れることによって静電気は起きると言われています。
気温が低下し、外気の湿度が下がる冬は静電気が起きやすくなりますが、この時期の静電気を起こさないための方法がいくつかあります。では早速、ご紹介していきましょう。
【静電気を防ぐ方法1・肌の保湿を心がけよう】
肌が乾燥すると、プラスとマイナスの電気のバランスが崩れ、静電気が起きやすくなります。
モノや人と触れ合う部分の皮膚の乾燥を防くだめに、ハンドクリームや保湿クリームなどを活用し、放電しやすい状態を作ってあげましょう。このひと手間だけで、静電気を溜め込みにくくなります。
衣類の組み合わせによっても、静電気は起きやすくなります。プラスとマイナスの性質の持った洋服の素材を組み合わせると、冬は重ね着した服同士が擦れて静電気が発生しやすく、知らず知らずのうちに静電気を溜めこんでしまうことになります。
○プラスに働きやすい素材
・ ナイロン ウール レーヨン
○マイナスに働きやすい素材と
・ アクリル ポリエステル アセテート
【静電気を防ぐ方法2・洋服の組み合わせに注意を】
プラスとマイナスに働きやすい素材を挙げましたが、静電気の起きやすい組み合わせ例は、
× ウールのセーターの上に、フリースの上着を着る
× ポリエステルのスカートに、ナイロンのストッキング
こうした組み合わせによって帯電しやすくなりますので、木綿の素材を上手に取り入れて帯電を防ぎましょう。
ゴム底の靴は、足下から地面に放電できないため体に帯電しやすくなります。一方、革靴の場合は帯電しにくい効果があります。
みなさんは「静電靴」ってご存じですか? この「静電靴」は正式に「静電気帯電防止靴」と呼びますが、引火性の高い液体や薬品を取り扱う仕事に従事している方が着用するプロ仕様の靴を指します。
さらに、一瞬の静電気の発生によって精密機械の基盤も故障してしまうことがあるので、製品を組み立てる仕事に従事する人々も「静電靴」を着用しています。この「静電靴」には靴のインソール部分に導電糸が織り込まれていて、静電気が足裏から床(アース)へ逃げる仕組みになっています。
ところが、靴底が電気を通しにくいゴム製やスニーカーだと電気の逃げ場がないため、知らず知らずのうちに体内に電気が溜め込まれることに。よって、電気が蓄えられた物体 = 「帯電体」と触れ合った瞬間、静電気がスパークしてしまうのです。
バチツといういやな瞬間が日常的に起こる人ほど、靴を見直してみるとよいでしょう。
髪の長い女性は、冬になると静電気を帯びた髪の毛が、顔や首にまとわりついて不愉快ですよね。
髪の静電気を防止するためにスプレーをしたり、アウトバスオイルをつけると、今度はスタイリングがうまくいかなくなってしまいます。
【静電気を防ぐ方法4・長髪の人は、髪の保湿を】
実は、傷んでいればいるほど髪は乾燥状態に陥っています。そのため、シャンプー後にはできるだけトリートメントをして、しっかり保湿しましょう。
さらに、お風呂上りや朝のスタイリング時に「アウトバストリートメント」と呼ばれる洗い流さないトリートメントを適量つけて、乾燥を防ぐようにするとより万全です。
さらに、髪が摩擦することによって静電気も起きやすくなります。髪の毛の上からマフラーを巻くことが多い季節ですが、こうしたことで摩擦が起き、静電気が生じやすくなるので気をつけましょう。
いや〜な静電気を逃がすには、体の中に電気を溜めないようにして、上手に放電すればいいということが理解できたでしょうか。
例えば、静電気のバチツとしたいや〜な衝撃を「ドアノブに触るとき」「クルマの乗車時」に頻繁に感じる方であれば、放電するために電気がゆっくり流れるものを触ってから、ドアノブやクルマなどに触れるとよいでしょう。
【ゆっくり電気が流れるもの】
・ 木 コンクリート 土 レンガ 革製品
少し手間ですが、建物の扉の場合はドアノブを触る前に、コンクリートの壁やドアの木部分などに少しの時間触ってからドアノブを握ると、バチツときませんし、車の扉などの場合も、駐車場内の壁や木などを触ってから扉に触れると、静電気を防ぐ効果がえられます。
身の回りの少しの手間で、いや〜なバチツとした衝撃を軽減できるはずですので、ぜひ実践してみてくださいね。