今年の冬の寒さは格別……という声があちらこちらで聞かれますが、これほど寒いと外出するのも億劫になりますね。でも、寒い季節だからこそ行っておかねばならないところがあります。そう、それは温泉!! 寒さなんかに負けずちょっと遠出して、あったか~い温泉と非日常感に身を委ね、身もココロも軽くなりましょう。

北陸、伊豆・箱根、房総……と続けてご紹介してきた「冬の温泉特集」ですが、今回は山陰・山陽の名湯をピックアップ! うかうかしていると冬の魅力を楽しめるのも残りわずかです。さぁ、思い立ったら冬レジャーへ、そして、冬の名湯へ!

特徴ある温泉が多い山陰・山陽へ行ってみよう!


松江しんじ湖温泉/島根県松江市

シジミで有名な宍道湖、その湖畔に面した「松江しんじ湖温泉」は1971年に開湯しました。源泉は77度と高温で湯量豊富。泉質には保温効果があり、体の芯まで温まるそうです。

湯上りには宍道湖畔を散歩してみてください。夕方なら沈みゆく夕日で赤く染まる湖面、夜は対岸にポツポツと灯る明かりのほの温かさ……時間によって違う景色を楽します。

「夕景湖畔すいてんかく」の自慢は島根県最大級の陶器風呂。目の前に広がる宍道湖との一体感を感じられる貸切露天風呂です。温泉の効能はもちろん、宍道湖のパワーをたくさん浴びて元気になれるかも!?

夕景湖畔すいてんかく

■所在地:島根県松江市千鳥町39

■アクセス:北松江線「松江しんじ湖温泉」駅から徒歩5分

■問い合わせ先:0852-21-4910

■料金など詳細は夕景湖畔すいてんかくオフィシャルサイトをご確認ください

いろいろな表情を見せる宍道湖


玉造(たまつくり)温泉/島根県松江市

平安時代に書かれた「枕草子」にもその名が出てくる「玉造温泉」。開湯は奈良時代といわれる古湯で、玉湯川沿いに数寄屋造りの旅館が立ち並ぶ風情ある温泉街です。

玉造温泉の名は、この地で良質な青瑪瑙(メノウ)が採掘され勾玉や管玉など「玉」づくりの工房が数多くあったことに由来するのだそう。

松江城、出雲大社などの観光地にも近く、歴史好きな方、パワースポット好きな方にはたまらない温泉スポットですよ!

玉造温泉 佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)

■所在地:島根県松江市玉湯町玉造

■アクセス:JR「玉造温泉」駅より5分 ※駅より送迎有(要事前予約)

■問い合わせ先:0120-025-373

■料金など詳細は佳翠苑 皆美オフィシャルサイトをご確認ください

玉造温泉のシンボル「勾玉(まがたま)橋」


三朝(みささ)温泉/鳥取県東伯郡

三朝温泉には療養目的の湯治に訪れる人がとても多いそう。実は三朝温泉は世界屈指のラジウム温泉なんです。ラジウムが分解されて生じるラドン(弱い放射線)は、呼吸で体内に入ると新陳代謝を活発にし、免疫力や自然治癒力を高めるのだとか。100歳以上の人口割合が全国平均の5倍!というのも、その効果なのかもしれません。

「木屋旅館」の「穴ぐらの湯」は、源泉をミストサウナの中で大量に吸引でき、呼吸器系の疾患に効果抜群なんですって! ホントかなぁ……真偽のほどは、ご自身で確かめてみてください!

木屋旅館

■所在地:鳥取県東伯郡三朝町三朝895

■アクセス:JR山陰本線「倉吉」駅より車にて20分

■問い合わせ先:0858-43-0521

■料金など詳細は木屋旅館オフィシャルサイトをご確認ください

三徳川の向こうに三朝温泉の夕景


湯原(ゆばら)温泉/岡山県真庭市

岡山県は西日本有数の温泉地です。美作三湯(みまさかさんとう)といわれる湯郷温泉・湯原温泉・奥津温泉の3つの名湯は特に人気ですが、中でも湯原温泉は全国露天風呂番付で西の横綱にランクされる「砂湯」で有名です。

「砂湯」は無料の混浴露天風呂で、無色透明のアルカリ性単純泉。川底の砂を噴き上げながらお湯が湧いているので「砂湯」と呼ばれています。

その「砂湯」とともに名旅館、射的屋、独楽の博物館、ガラス工房などが立ち並ぶ温泉街をそぞろ歩くのも楽しいですよ♪

湯原温泉 砂湯

■所在地:岡山県真庭市湯原温泉

■アクセス:JR姫新線「中国勝山」駅よりバスにて「湯原温泉」停下車

■問い合わせ先:0867-62-2526

■料金など詳細は湯原温泉 砂湯オフィシャルサイトをご確認ください

野趣あふれる「砂湯」

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 冬は温泉!山陰・山陽のおすすめ温泉スポット〈レジャー特集|2018〉