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そもそもショウガは季節を問わずスーパーの店頭に並んでいて、とても手に入りやすい食材です。そんな身近なショウガは、下記の効能が期待できるのです。
●体を温めてくれる
ショウガを加熱することで「ショウガオール」という血行を促進する成分が生じます。この成分には発汗作用もあるので、寒い時季に限らず、加齢、ダイエット、朝食を食べない、寝不足、生活が不規則な人……といった基礎代謝が落ちやすい人こそ、ぜひ積極的にとりたい食材なのです。
●殺菌作用
血行をよくする成分「ショウガオール」のほか、生のショウガには「ジンゲオール」という解熱・解毒作用がある成分が含まれています。身近な例ではお寿司についているガリが思い浮かびますね。お寿司とガリがセットの理由はショウガには食中毒を防ぐ成分があるから!
加えて、ショウガには新陳代謝機能促進、悪寒・発熱改善、食欲増進、細菌の繁殖軽減、老カ防止……など、さまざまなうれしい効果があるのです。
そんな優れた食材・ショウガを効率よく、しかも簡単に体に取り入れられる方法がジンジャーシロップなのです。
ジンジャーシロップの作り方はとても簡単なうえ、アレンジ方法で自分好みのシロップを作ることができます。
【基本のジンジャーシロップ】
●用意するもの
ショウガ、水、砂糖(キビ糖、三温糖、はちみつなどでも◯)
●作り方
・ ショウガをきれいに丁寧に洗い、薄くスライスする
・ 鍋に水を入れてショウガと砂糖を入れて5〜10分煮る
・ 熱湯消毒したビンなどに、ショウガをのぞいたシロップを入れる
【大人アレンジのジンジャーシロップ】
用意するもの
上記の「基本のジンジャーシロップ」以外に、
鷹の爪(1本程度、種を抜いたもの)、ローリエ(2〜3枚)、粒胡椒(5粒程度)、レモン、砂糖(キビ糖、三温糖、はちみつなども◯)
●作り方
・ きれいに洗って薄くスライスしたショウガに、キビ糖をまんべんなくまぶして放置
・ 鍋に材料すべてを入れて30分程度煮る(途中でアクを取る)
・ 火を止めたらレモンを入れて、しっかり冷まします
・ 中身を漉(こ)して、熱湯消毒したビンなどの保存容器に入れる
このシロップを炭酸で割ると、辛いジンジャエールになります。
30分程度で簡単に作れてしまうジンジャーシロップは、いろいろな使い方があります。
誰もが簡単に使える方法は、例えばジンジャーシロップを、
・ お湯で溶いてショウガ湯に!
・ 紅茶に溶けばショウガ紅茶に!
・ ミルクティーに「大人のジンジャーシロップ」を溶くと、チャイに!
そのほかにも、シーン別の取り方をご紹介しましょう。
食事のとき/ヨーグルトなどにかける、またはトーストなどにかける
上記のように、いつもの食べ方にジンジャーシロップをプラスオンするだけでも◎。
調理時/・調味料として使用するのも◎。
お肉料理を炒める際の調味料としても使えますのでアレンジしてみては?
就寝前/温めた赤ワインにいれる
就寝前に小さめなグラスでホットワインを少し飲むことで、体が温まる効果が。
── 寒い風に体がさらされて体の芯が冷えると、風邪をひきやすい、なんとなく疲労感が抜けないなど、調子が悪くなりがち。そんなときこそジンジャーシロップを日々の生活に取り入れて食事をとると、気分的にも楽しくなりますし、体にとってもいいので、ぜひ試してみてくださいね。