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リース(wreath)は、英語で「花輪、花冠、冠、輪状のもの」。輪は「永遠」「新年の幸福を祈る飾り」「始めもなく終わりもない永遠に続く神の愛」を表します。
クリスマスリースに使われる色にはそれぞれ意味があります。
緑…生命力、永遠の命、神への愛
赤…太陽の炎、キリストの血、大きな愛
白…雪の色、純粋な心
金・銀…富、豊かさ、希望の星の色
特にグリーンは、農作物の豊作と生命力を意味しており、五穀豊穣や子孫繁栄を願う日本のしめ飾りに通ずるものがあります。
・ヒムロスギ
モミの木のリースもよいですが、加工もしやすく柑橘系ハーブのような芳香のヒムロスギは、リースでは定番です。作っている最中にまるで森林浴! 幸せな気持ちを誘います。
花言葉は「あなたのために生きる」
・クジャクヒバ
葉の形がクジャクの羽のように見えるとして名付けられ、その様子が美しいことから、こちらも定番。特に葉先が黄色く色づき、グラデーションのような色合いを見せてくれるのが魅力です。
また、ヒノキ科ヒノキ属の常緑高木で、まさにヒノキのすっきりとした香りがたまりません。
花言葉は「不滅」
・ユーカリ
ユーカリは葉っぱの姿が種類によって違うのでファンが多いハーブです。大きくわけるとハート型のような丸い葉をつける種類と、細長い葉をすける種類の2種類にわかれます。
花言葉は『再生』『新生』『思い出』『記憶』『慰め』『追憶』
様々な種類があるユーカリですが、ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)は、葉からレモンのような香りがし、比較的よく流通しています。
・ローズマリー
ヨーロッパでは、古代ギリシャ時代から神秘的な花としてお祝いや葬儀にローズマリーが使われてきました。名の由来は、水色の花姿を「海のしずく」に例えてラテン語のローズ(しずく) +マリナス(海の)が合わさったという説と、聖母マリアのバラを意味する「rose of maria」、聖母マリアがキリストをつれて迫害を逃れるために、木々の間に隠れ着ていた青い衣を脱いでローズマリーの木に被せたところ、白い花が青色になったことから、という説があります。
ローズマリーのエッセンシャルオイルは、眠気覚まし、勉強など、頭をすっきりとさせたい時や記憶を増強したいとき、風邪の時にも重宝します。花言葉は『追憶』『思い出』『記憶』『貞節』『あなたは私を蘇らせる』『誠実』『変わらぬ愛』『私を思って』『静かな力強さ』
葉の姿も力強くでリースの定番です。
クリスマスまで長く楽しめるリースです。カラフルで華やかなものから、お好きな香りが楽しめるグリーンリースまで、いくつあっても素敵ですね。忙しい12月の毎日に、彩りやくつろぎを与えてくれます。