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宮城県東松島市の「復興記念桜」は、日本気象協会が2012年に行った「春を報(しら)せる百円玉プロジェクト」で皆さまから募金を募り、東日本大震災の被災地に桜を咲かせるためのプロジェクトとして、第1回目に植樹させていただいた桜の地です。場所は、東松島市矢本上沢目。6年前、津波は、この場所の目の前の道路まで押し寄せてきました。その記憶を忘れないようにするとともに、復興のシンボルとして人々が集まる場所になってほしい。そんな願いを込めて、シダレザクラとソメイヨシノを15本ずつ植樹しました。普段は、東松島市鹿妻二区の皆さまがお世話をしてくださっています。
▼春を報(しら)せる百円桜プロジェクトとは
https://tenki.jp/sakura/column/
毎年楽しみにしている満開の便りが届き、少し前の4月21日に「復興記念桜」を訪ねました。仙台が桜の満開を迎えてから約一週間、すでに仙台市内の桜は散り始めていましたが、東松島市内は、桜がちょうど見頃を迎えていました。
あさって5月4日で植樹から6年目を迎える桜たち。
まだ小さく、遠目からではわからなかった木々たちが、歳月を経て、まだ少し冬の色が残る大地に、ぽつぽつと立ち並ぶ小さな桜の木たちがはっきりと見えるようになりました。年々成長している証拠ですね。
初めてソメイヨシノが花を咲かせたのは3年前、桜の植樹から3年目を目前にした頃でした。その時はまだ葉が茂る中にぽつぽつといくつか花が咲いている状態でしたが、3年でここまで花をつけるようになりました。
▼3年前のソメイヨシノのようす
http://www.tenki.jp/suppl/nicchoku_fuku/2014/04/24/20531.html
木の高さは2メートル前後。まだまだ小さくても、こうして枝いっぱいに花をつけて咲くまでに成長し、年々その華やかさが増しています。