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4月〜5月は、7月〜8月に次いでの紫外線量が多い時期で、これから急激に紫外線量が夏に向かって増加していきます。
一日の紫外線量の移り変わりを見てみると……
●微量な紫外線が降り注ぐ時間帯 ➡ 外が明るくなってくる頃から
●特に紫外線量が多い時間帯 ➡ 10時〜14時
10時〜14時は、実に一日の60%近くの量が降り注いでいると言われますが、気をつけたい点は、紫外線は空からだけでなく、アルファルトや地面などに反射して四方八方から人体に影響をおよぼしかねないという点。そのため10時〜14時に屋外にいる場合は、反射する紫外線対策もしっかり怠らないようにしなくてはいけません。
そして、GWにお出かけする際に、もっとも気をつけたいのが曇りの日なんです。
紫外線というと太陽光のイメージがあるため、晴れた日にしっかり対策する人が多いのですが、この時季の曇りの日は気温的にも過ごしやすいので、ついつい紫外線対策を忘れがち。でも、実は曇りの日でも晴れた日の50〜70%の紫外線が降り注いでいるため、油断は禁物なのです。
紫外線対策というと、まず「クリーム」や「ローション」を思い浮かべますが、そのほかにも【紫外線カットスプレー】【日傘】【帽子】【サングラス】【UVカットの長袖の上着】など様々。紫外線対策グッズには意外と持ち運べるアイテムが多いので、TPO(出かける場所や時間)に合わせて、うまく使い分けるようにしましょう。
【ショッピングなどに出かける場合】
・ 外出前に、中程度のSPFやPAの日焼け止めを塗る
・ 建物から外に出るときは、日傘などをさすようにする
【山や海や川などで一日中出ている場合】
・ 外出前に、SPFやPAが高めの日焼け止めを露出部分に塗る
・ 長袖のUVカット素材の上着を、陽の当たる所に出るとき着用する
・ 帽子やサングラスで、頭の頭頂部や耳、目をカバーする
* 顔や首、手などはこまめに日焼け止めを塗る。こまめに日焼け止めをつけることができない場合は、紫外線カットスプレーを利用しましょう
【夕方から外出する場合】
・ 外出前に、前に弱めの日焼け止めを塗る
・ 夕方の日差しから目をカバーするため、サングラスを活用する
紫外線は気になるけれど、せっかく遊びに行ったのに、紫外線から避けて日焼けしないことばかり考えていては楽しくないですよね。でも、見方を変えると紫外線は私たちの体にとって、
【紫外線のメリット】
●1日10〜15分程度、太陽の光を浴びるのは体にとってプラスの作用がある
●適度に陽光を浴びることで、カルシウム代謝に重要な役割を果たすビタミンDを補える
●紫外線には病原菌を殺す力があるため、布団や洗濯物を紫外線にさらすと、日光消毒の役割を果たしてくれる
といった具合に重要な役割も果たしているのです。
逆に、赤く痛みが出るような状態や、部分的な紫外線(太陽光)の浴びすぎは、下記のような悪影響をおよぼすことも。
【紫外線のデメリット】
●過度に紫外線を浴びると、しわ、シミ等の原因になる
●長年、紫外線を浴びていると、良性・悪性の腫瘍や白内障等を引き起こすことも
●頭皮に紫外線を浴びると、脱毛などの原因になる
── 上手な紫外線対策法は以前もお伝えしましたが【〈あわせてチェックしたい〉参照】、出かける前などに強い日焼け止めを塗っておしまい……、あるいは、ビーチや屋外で強い日焼け止めを何度も塗り直すより、ポイントを押さえて必要なアイテムをうまく活用することが、紫外線との上手なつきあい方と言えます。そうした点に気をつけて、GWのレジャーを楽しく過ごしてくださいね。