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鉄道会館の公式HPでも紹介されている東京駅の歴史的スポットが、長きに渡って日本を支えてきた駅なのだと知らせてくれます。まずは、大正3年の開業時のホームの支柱。山手線・京浜東北線品川方面行き5、6番線のホーム前方の緑色4本の支柱がそれにあたるそうです。毎日多くの人が利用しているホームですが、どのくらいの方がその事実をご存知なのでしょうか。この記事を読んで初めて知った方は是非、そのホームにお降りの際に大正時代から生き抜いた支柱を一目見てみてはいかがでしょう。ご長寿支柱だけに、良いことがありそうな予感!? 一方、激動の時代の要人の遭難現場。大正時代の原首相、昭和時代の浜口首相が、それぞれに当時の政治に不満を持った者から狙われるという事件が東京駅で起こりました。その場所には現在、それとわかるように印があるそうです。日本の鉄道の玄関口ならではの歴史的エピソードですね。
東京駅丸の内駅舎は、100周年を迎えるにあたって保存、復原工事が行われました。復原工事完成までの間には、ここではお伝えしきれない程のストーリーが横たわっています。ですから、是非、新しく命を吹き込まれた東京駅に足を運んで実際にみていただくのが良いかと思うのですが、その工事に携わった一人の方がこんなことを言っています。「東京駅に着くと誰もがドームを見上げて、日常の生活では見つからない何かをそこに見て感じているのではないでしょうか」と。それは、開業当初の東京駅建設に込められた思いと、再び職人の手によって吹き込まれた思いや技が相まって、想像をはるかに超えた駅舎が再誕生したということのようです。東京駅の丸の内駅舎をご覧になるためだけに足を運ぶ価値がきっとあるはずです。
「旅の楽しみは食や買い物が大半を占める」という方も少なくないかと思われます。ここ数年で東京駅構内や周辺の商業施設、店舗は急速に増し、もはや東京駅周辺のお店を見て回るだけで、日本の大きな都市の老舗や人気店はチェックできるのではないかと思わせる程の数となりました。商業施設は17、その中に食やファッション、雑貨はもちろん、健康やリフレッシュのサポートなどライフスタイルに関するエリア等、多くの店舗が軒を連ねています。中でも、旅人の心を鷲掴みする、旅のお供の駅弁が約200種類も揃っている「駅弁屋祭」は必見です。一度にあちこちの駅弁をお持ち帰りできますから、駅弁をあけるだけで旅した気分になれそうですね。これこそ、東京駅ならでは。また、クリスマスシーズンの今、東京駅にお出かけになる方は、商業施設のイルミネーションやイベント等も楽しめますので、そちらもあわせてチェックしてはみていかがでしょうか。