この先一週間の北海道は短い周期で天気変化 次の強い寒気は来週後半以降?
この先一週間の北海道は、短い周期で低気圧や気圧の谷が通過し、冬型の気圧配置は長続きしない見込みです。低気圧が持ち込む暖かい空気の影響で、明日(6日)以降は気温が平年並みか高めとなり、特に明後日(7日)は最高気温が二けたとなる所もありそうです。次の強い寒気の南下は来週後半の12日(金)頃と予想されます。
●強い寒気は明日(6日)には抜け、8日(月)頃にかけて高めの気温に
今日(5日)の北海道付近は、西よりの風が卓越する冬型の気圧配置となっており、上空にはこの時期としては強い寒気が入っています。昨日(4日)が寒さのピークとみられ、昨日は道内で気温は計測しているアメダス(計174地点)の内、161地点で最高気温が0.0℃未満の真冬日となりました。寒さは緩みつつありますが、上空の寒気や冬型の気圧配置の影響で日本海側では明日(6日)朝にかけて雪の降る所があるでしょう。沿岸を中心に強い西よりの風が雪を伴い、ふぶくおそれがありますので、車を運転される際には見通しの悪さに注意して下さい。
明日の日中には雪は小康状態となり、道東方面を中心に晴れ間や日ざしが出る見込みですが、午後は西から気圧の谷が近づく影響で天気は早くも下り坂となるでしょう。早い所では道南から雨が降り出し、夜には道北や道央、道南方面や十勝地方などで雨や湿った雪が降り出す見込みです。
なお、明後日(7日)や8日(月)も気圧の谷の影響で道内では広く雨や湿った雪が降るでしょう。天気は崩れますが、上空に入る暖かい空気の影響で気温は高めで経過する見込みです。特に7日(日)は函館の予想最高気温が10℃など、最高気温が二けたとなる所もありそうです。12月6日は札幌で、12月7日は帯広、12月8日は網走でそれぞれ平年の根雪の初日となりますが、これらの地点は今日正午現在の積雪が5cm前後となっており、明日からの高めの気温や雨の影響で積雪がなくなる可能性があり、根雪の初日が平年より遅くなる可能性があります。
●9日(火)以降の気温は平年並みに 次の寒さは12日(金)以降か?
気圧の谷が北海道から離れた後、9日(火)には北海道付近は冬型の気圧配置となり、上空には一時的に寒気が入るでしょう。日本海側を中心に雪の降る所が多くなり、ふぶいて見通しの悪くなる所もあるでしょう。車の運転の際には見通しの悪さに注意が必要です。
なお、この冬型の気圧配置も長くは続かず、9日(火)後半から10日(水)は日本海側で雪の残る所があるくらいで、晴れ間の出る所が多くなる見込みです。なお、11日(木)には再び北海道付近を気圧の谷が通過し、翌12日(金)には北海道上空に強い寒気が入ると予想されます。今後の予報変化により、来週後半は寒さが少し厳しくなる可能性があります。この先一週間は気温の変化が大きくなりそうです。体調の管理に注意しましょう。