25日夜は熊本県で最大震度5強 三陸沖でも震度3の地震が頻発 日頃から備えを
昨日25日(火)午後6時1分頃、熊本県阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震が発生し、熊本県で最大震度5強を観測。その後は同地方で、今日26日(水)の正午までに震度1以上の地震が29回発生。今後1週間程度は、最大震度5強程度の地震に注意が必要です。
●この先1週間程度は同程度の地震に注意が必要
昨日25日(火)午後6時1分頃、熊本県阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震が発生し、熊本県で最大震度5強を観測しました。その後は今日26日(水)の正午までに震度1以上の地震が29回発生しており、震度3以上の揺れを3回観測しています。
この地域では過去に、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があります。揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もありますので注意が必要です。特に地震発生から2~3日程度は、強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあります。
また、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意してください。
●震度3以上の地震は九州以外でも
ここ2週間ほどは、熊本県など九州だけでなく、青森県東方沖や三陸沖などでも震度3の揺れを観測しています。21日(金)には東京湾を震源とする地震が発生し、震度2の地震が観測されました。
地震は、いつ・どこで起こるかわかりません。いざ、地震が起こった時に適切な行動をとれるよう、日頃から備えておきましょう。
●地震に備えて
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。