北海道 最新の3か月予報 寒気の影響は長続きしない見込みも、突然の大雪には注意
本日25日、札幌管区気象台から最新の3か月予報が発表されました。12月から2月にかけて、日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れの日が多くなるでしょう。また寒気の影響は長続きせず、気温は平年並みの見込みです。日本海側の降雪量は平年並みとなりそうですが、一時的に強い寒気が流入し大雪となる可能性があるため、日頃から準備を進めておきましょう。
●12月 道内は根雪のシーズンに突入 路面状況の変化に注意
12月は平年と同様に、日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れの日が多くなるでしょう。気温はほぼ平年並みの見込みです。
12月は、道内各地で根雪(冬の期間中に積もった雪が、長期間消えずに残っている状態)が始まるシーズンです。平年の根雪の初日は、稚内12月3日、札幌12月6日、帯広12月7日、網走12月8日、函館12月19日、釧路12月30日です。
本日25日の時点で積雪が観測されているのは上川や空知地方の一部です。月末にかけての道内の気温は平年並みか高めに経過するため、この雪もいったん解ける所がほとんどでしょう。しかし12月になると降った雪が解けずに、広い範囲で路面が常に積雪状態となる見込みです。まだ雪道に慣れていない時季のため、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
●1月 1年で最も寒さが厳しい時季 今年は例年通りの寒さに
1月の道内も平年と同様に、日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れの日が多くなりそうです。
気温はほぼ平年並みの見込みで、例年通りの厳しい寒さが予想されます。札幌では例年、1月12日頃に最低気温-10度以下を観測し、最高気温が0度未満の真冬日となるのは平均16.7日と1年の中で最も多くなります。
冷え込みが強まると、屋内でも脱衣所や廊下、玄関などが寒くなりがちです。気温差が大きい環境にさらされると血圧の変動が大きくなり、心筋梗塞や脳梗塞といった、いわゆるヒートショックが起きやすくなります。家の温度はできるだけ均一に保つことが重要です。
●2月 降雪量はほぼ平年並みの見込みも、突然の大雪には注意
2月の道内も平年と同様に、日本海側やオホーツク海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側では晴れの日が多くなるでしょう。気温はほぼ平年並みとなりそうです。
12月~2月の降雪量は、日本海側でほぼ平年並みの見込みです。しかし一時的に強い寒気が流入し大雪となる可能性はあります。
例えば、2022年の2月5日~6日にかけて北海道付近は冬型の気圧配置が続き、札幌を中心に記録的な大雪となりました。札幌では24時間降雪量60cmを観測し、現在までの統計史上1位の記録となっています。突然の大雪に備え、日頃から準備を進めておきましょう。