近畿では、明日2日はこの秋いちばんの涼しい朝となる所が多いでしょう。朝と昼の寒暖差が大きくなるため、服装選びなど注意が必要です。3日以降は低気圧や前線などの影響を受けるため、雲が広がりやすくなり、4日から6日は雨の降る所がある見込みです。

●明日2日の近畿は朝と昼の寒暖差に注意

明日2日の近畿は、はじめ高気圧に覆われて晴れる所が多いですが、次第に湿った空気が流れ込み、昼頃から雲が多くなるでしょう。ただ、雲といっても雨を降らせるような厚いものではなく、空の高い所に広がる薄雲がメインで、秋らしい空となりそうです。

夜間の放射冷却の影響などもあり、明日2日は、この秋いちばんの涼しい朝となる所が多いでしょう。予想最低気温は、大阪と和歌山で19℃、彦根18℃、京都17℃、奈良で16℃くらいとなっています。その後、日中は28℃前後まで気温の上がる所が多く、内陸部ほど朝と昼の気温差が大きくなりそうです。奈良では気温差が13℃くらいになるでしょう。服装選びの際は、お気をつけください。

●3日以降は雲が広がりやすく雨の日も

3日(金)から6日(月)は、日本付近を前線や低気圧が通過するため、近畿では雲が広がりやすいでしょう。4日(土)は東よりの風で湿った空気が流れ込み、紀伊山地の南東側を中心に雨が降りやすい見込みです。5日(日)は雲が多いながらも、多少晴れ間が期待できるでしょう。6日(月)は、前線の南下に伴い広い範囲で雨となる見込みです。6日(月)は「中秋の名月」ですが、近畿ではお月見のための条件はあまりよくなさそうです。

7日(火)から8日(水)は、高気圧の中心が日本海から日本の東へ移動するでしょう。近畿は晴れる所もありますが、湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすい見込みです。

●10月に入っても30℃になる可能性あり

この先、最高気温は28℃前後の所が多いでしょう。大阪では、この時季の平年値は大体25℃から26℃くらいですが、それよりも高い日が続き、30℃に届く可能性もあります。日差しのもとでは、まだまだ汗ばむ暑さとなる日があるため、引き続き、熱中症に気を付けてお過ごしください。各地で秋の深まる速度は遅く、秋らしさを感じる期間が短くなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士