日本海側は雨や雪の降る日が多く、明日19日(日)は太平洋側も所々で雨。一時的に真冬の寒さが戻る日もありますが、気温は平年より高い傾向。積雪が多い地域では、なだれや屋根からの落雪などにご注意を。花粉対策は早めに。

●19日(日)~25日(土) 寒さ和らぐ なだれや落雪に注意

今日18日(土)の日中は全国的に晴れて、日本海側の雪もやむ所が多い見込みです。明日19日(日)も晴れ間が出ますが、雲が広がりやすいでしょう。19日(日)午後から20日(月)明け方にかけては、低気圧の影響で四国から関東の沿岸部を中心に一時的に雨が降り、東海や関東甲信の山沿いでは雪が降る所もありそうです。日本海側は、東北や北海道など一部で雨や雪が降るでしょう。

21日(火)は冬型の気圧配置となり、日本海側は雨や雪。24日(金)にかけて、北陸と東北の平地は雨の所が多く、雪は山沿いが中心でしょう。また、24日(金)は低気圧が本州の南を進むため、九州や四国など太平洋側でも雨雲がかかりそうです。

寒気の影響を受けにくいため、気温は平年より高い日が多いでしょう。特に22日(水)頃からは、近畿から北海道で、平均気温が平年よりかなり高くなる予想です。日中は3月並みの暖かさの日が続く所もあり、札幌の最高気温はプラスの日が多いでしょう。積雪が多い地域では、なだれや屋根からの落雪にご注意ください。

●26日(日)~31日(金) 寒暖差に注意 雨のあと真冬の寒さも

26日(日)は天気が下り坂となるでしょう。27日(月)は低気圧や前線が日本付近を通過する予想で、全国的に雨や風が強まるでしょう。前線が通過したあとは寒気が流れ込み、福岡など西日本の平地でも雪の降る所がありそうです。北海道は広く雪で、荒れた天気となるおそれがあります。28日(火)以降も、日本海側は断続的に雪や雨が降るでしょう。太平洋側は広い範囲で晴れる見込みです。

最低気温・最高気温ともに、平年より高い日が多いでしょう。27日(月)から28日(火)は西日本を中心に真冬の寒さとなりますが、週の後半は寒さが和らぎそうです。東京都心の最高気温は12℃から13℃くらいで、日差しの温もりを感じられるでしょう。

●東京都でスギ花粉が飛散開始 対策は早めに

東京都は17日(金)、1月8日(水)に都内でスギ花粉の飛散が開始したと発表しました。統計開始以来、最も早い飛散開始です。わずかながらに飛び始めている所もあるため、敏感な方は早めに対策をしてください。

日本気象協会が発表した最新の「2025年 春の花粉飛散予測(第3報)」では、東北南部~九州の広い範囲で、前シーズンより花粉の飛散が多い傾向です。「非常に多い」は200%以上の所で、大阪など前シーズンよりも大幅に増加する所があるでしょう。

「花粉の飛散開始日」とは、1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日をその観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。

情報提供元: tenki.jp日直予報士