本日24日、札幌管区気象台が1月~3月の3か月予報を発表しました。1月を中心に寒気の影響を受けやすいですが、2月以降は冬型の気圧配置が弱まり、寒気の影響を受けにくくなるため、向こう3か月の気温は平年並みか高いでしょう。また、1月は冬型の気圧配置が強まりやすいため、日本海側とオホーツク海側の向こう3か月の降水量は平年並みか多く、日本海側の降雪量も平年並みか多い見込みです。

●1月:局地的な大雪や吹雪に注意 同じ地域で雪が続くことも

1月は、強い冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込むことがあるでしょう。また、冬型の気圧配置が持続することで、同じ地域で雪が続く可能性もあります。太平洋側は晴れる日が多いですが、全道的に厳しい寒さとなり、日本海側やオホーツク海側では雪の日が多くなるでしょう。風が強まり、ふぶくことも多くなりそうです。冷え込みが強まる日は水道凍結する恐れがあるため、日々の天気予報では気温も忘れずにチェックしておきましょう。

●2月:厳しい寒さの日は少ない 太平洋側では雪の日が幾分多くなりそう

冬型の気圧配置はしだいに弱まり、強い寒気の影響を受けにくくなる見込みです。一方、低気圧や気圧の谷の影響を受けることがあるでしょう。そのため、日本海側やオホーツク海側だけではなく、太平洋側でも広く雪の降る日がありそうです。2月の気温や降水量は各地域ともほぼ平年並みですが、雪は平年より幾分多くなる可能性があります。

●3月:気温は平年より高く、雪解けが一気に進みそう

3月は、各地域とも気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並みの見込みです。冬型の気圧配置となることが少なくなり、変わって低気圧などが通過する回数が増えそうです。低気圧が接近する度に暖かい空気が流れ込み、雪ではなく、雨で降ることが多くなるかもしれません。積雪は急速に減る可能性があります。道路はザクザク、ぐちゃぐちゃとなり、脇道などには大きなわだちができやすくなります。雪解けが一気に進むことで、路面状況の悪くなる日が多くなりそうです。また、積雪の多い山間部では、雨などの影響で雪崩(なだれ)が起きやすくなるため、注意が必要となります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士