今日17日も冬型の気圧配置で、寒気が居座ります。北海道から北陸は雪や雨で、山沿いを中心に大雪となる所もあるでしょう。北陸の平地は断続的に雨で、雷を伴って降り方の強まる所がありそうです。土砂災害に警戒・注意。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。関東など太平洋側は晴れて、空気の乾燥が続きそうです。

●今日17日　冬型の気圧配置　寒気が居座る

今日17日も冬型の気圧配置が続きます。北日本は上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(平地に雪を降らせる目安)の寒気に覆われたままでしょう。また、「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)※」の影響で、北陸付近にまとまった雪雲や雨雲が流れ込みやすい見込みです。

※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲や雨雲が発達しやすくなり、その雪雲や雨雲が次々と流れ込むと、大雪や雨量が多くなることが多々あります。

●日本海側は雪や雨　雷を伴う所も

今日17日は、北海道から東北は日本海側を中心に雪でふぶく所があるでしょう。北陸も山地を中心に雪が降りそうです。東北や北陸の山沿いを中心に24時間降雪量は40センチ前後が予想されている所があります。大雪による交通への影響にご注意ください。

北陸の平地では雨が降り、雷を伴う所があるでしょう。これまでの雨や能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。土砂災害に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意してください。

関東甲信や東海はおおむね晴れる見込みです。空気の乾燥した状態が続きますので、火の取り扱いにご注意ください。近畿から九州は日本海側の所々で雨や雪が降るでしょう。太平洋側は大体晴れますが、一部で雨や雪が降りそうです。

●北海道～北陸は厳しい寒さ　関東など太平洋側は日差しに温もり

最高気温は平年並みか低いでしょう。

北海道は平年を下回る厳しい寒さが続き、札幌市は2日連続の真冬日(最高気温0℃未満)になりそうです。新潟市は5℃と真冬並みの厳しい寒さでしょう。万全な寒さ対策をなさってください。

東京都心や高知市は14℃、大阪市は13℃と平年並みですが、風が弱く、日中は日差しに温もりを感じられそうです。ただ、夜は冷え込みますので、暖かくしてお過ごしください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士