今日2日の東海地方は、広く秋晴れとなっていますが、天気はゆっくり下り坂に向かっています。明日3日から4日(金)は広い範囲で雨で、山地を中心に大雨の恐れがあります。

●3日(木)~4日(金)は台風18号周辺の暖湿気流入 前線の活動が活発に

非常に強い台風18号は、今日2日午前9時現在、南シナ海にあって、ほとんど停滞しています。中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sです。明日3日から4日(金)は台湾付近をゆっくりと北上した後、熱帯低気圧に変わり、台湾付近でほとんど停滞する見込みです。

東海地方では、台風の直接的な影響はありませんが、明日3日から4日(金)は、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、秋雨前線の活動が活発になるでしょう。

●雨の降りだしはいつ?

今日2日夜にかけては、にわか雨程度で、広い範囲で雨の心配はないでしょう。
明日3日は、未明から雨の降りだす所があり、朝には、岐阜県や三重県、愛知県の一部まで雨雲がかかる見込みです。静岡県にも次第に雨雲が進んでくるため、朝、雨が降っていなくても傘を持ってお出掛けください。大気の状態が不安定となり、雨脚が強まる所があるでしょう。4日(金)も、広い範囲で雨が降りやすく、雨量は更に増える見込みです。

●3日(木)~4日(金) 予想48時間降水量

南寄りの風が断続的に吹き、暖かく湿った空気が流れ込むため、山地を中心に活発な雨雲が長い時間かかりそうです。明日3日~4日(金)にかけて予想される48時間雨量は、東海地方の山地の広い範囲で100ミリ~200ミリが予想されます。オレンジ色で示される200ミリ~300ミリの予想もあり、特に、岐阜県の山地の一部では、赤色で示される300ミリ~400ミリが予想されます。場所によっては、平年の10月1か月分以上の雨量が一気に降るかもしれません。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。

●週間天気 土日は一旦晴れ間も来週は曇りや雨

土日は、前線の活動が弱まり、広い範囲での雨はなさそうです。雲が多いながらも、晴れ間の出る所もある見込みです。ただ、湿った空気の影響が残り、局地的に急な雨や雷雨となることはあるでしょう。お出掛けは、天気の急変に注意してください。
週明け以降、再び、前線の活動が活発となって、雨の降る日が多くなりそうです。雨の範囲や降り方などは、前線や台風の動向次第となるため、最新の天気予報をこまめに確認するようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士