台風16号は、あまり発達することなく、明日27日には熱帯低気圧に変わる見通しですが、熱帯低気圧に変わった後、関西にも影響がありそうです。熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響で、明日は南部を中心に雨が降るでしょう。また、暖かく湿った空気が流れ込むため、蒸し暑さがアップしそうです。

●台風16号 明日27日には熱帯低気圧に

26日正午現在、台風16号は、日本の南を西よりにゆっくり進んでいます。このあと台風16号は、あまり発達することはなく、ほとんど同じような場所にとどまりながら、明日27日までには熱帯低気圧に変わるでしょう。

●明日27日 関西に熱帯低気圧周辺の湿った空気流入

台風16号は熱帯低気圧に変わりますが、その周辺にある湿った空気が、明日27日、関西に流れ込む見込みです。関西の中部と北部では、多少晴れ間もありますが、雲が広がりやすくなるでしょう。南部では、午前中を中心に雨が降ったりやんだりの天気で、局地的に雷を伴う所がある見込みです。また、海上を中心にやや強い風が吹くでしょう。

●暖かく湿った空気で蒸し暑さアップ

明日27日は、関西に熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、今日26日と同じくらいの気温でも、蒸し暑さがアップしそうです。明日朝の最低気温は神戸と大阪は25℃の見込みで、再び、熱帯夜となる可能性があります。日中の最高気温は、大阪や京都、和歌山で33℃となる見込みで、この時期としては、季節外れの厳しい暑さとなるでしょう。体にこたえる蒸し暑さとなるため、熱中症にご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士