今日6日(火)も西日本を中心に午前中から気温が高く、広島県の加計(安芸太田町)午前11時までに36℃を超えました。九州から東海は猛暑日続出で、38℃を超えるような暑さとなる所も。関東から東北は猛暑日となる所は少ないものの、湿度が高く、体にこたえる蒸し暑さです。油断せず、熱中症対策をしっかりと。

●10時半前に35℃超も

今日6日(火)も西日本を中心に気温がグングン上昇しています。

広島県の加計(安芸太田町)や高知県の中村(四万十市)では午前10時半前にはすでに35℃を超えました。

午前11時までの最高気温は、広島県の加計(安芸太田町)で36.1℃、大阪府の枚方で35.8℃など、16地点で35℃以上となっており、大阪は34.8℃と猛暑日目前です。

関東は所々で雲が広がっており、まだ35℃を超えている所はないものの、東京都心の午前11時現在の気温は32.5℃、湿度は64%と、不快な蒸し暑さとなっています。

●猛烈な暑さ続く 体温超えも 湿度の高さにも注意

午後はさらに気温が上がり、九州から東海ではあちらこちらで35℃以上の猛暑日となるでしょう。体温を超えるような暑さとなる所もありそうです。

また、関東甲信や北陸、東北では猛暑日となる所は少ないですが、油断大敵です。
最高気温は30℃前後の予想で、それほど猛烈な暑さにはならないものの、湿度が高く、蒸し暑いというのがポイントです。
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱中症のリスクが高くなるため、注意が必要です。

北海道は昨日より気温が高く、10℃近く高くなる所もあるでしょう。急な暑さにご注意ください。

●熱中症の症状とは?

熱中症には、様々な症状があります。

はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。

他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。

症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士