関西では、今日2日も体温を超えるような暑さになった所があり、大阪など多くの所で今年一番の暑さとなりました。奈良県十津川村では、39.9℃まで気温が上がり、1977年の統計開始以来最も高い気温を記録しました。お盆にかけても、猛暑が続く見込みです。熱中症に厳重に警戒をしてください。また、この先は天気の急変にも注意が必要です。
※最高気温は16時00分までの速報値です。この後更新する可能性があります。

●2週間天気(前半) 夏空は安定せず 急な雨や雷雨に注意

関西では、湿った空気の影響を受けやすくなるでしょう。
ここ数日は安定した夏空が続いていましたが、この先は夏空が安定せず、山沿いを中心に雨や雷雨の所がある見込みです。主要地点でも、傘のマークが目立っています。短時間にザッと強い雨の降る可能性があるため、天気の急変に注意が必要です。暑さをしのごうと、川での水遊びを計画されているかたもいらっしゃるかもしれません。自分のいる場所で雨が降っていなくても、上流で強い雨が降ると、急に水かさが増し、危険を伴うことがあります。雨雲の様子をこまめに確認するようにしましょう。

●2週間天気(後半) お盆にかけて猛暑と熱帯夜が続く

晴れる日が多いですが、天気の急変には引き続き注意が必要です。また、猛暑がおさまる気配はなく、最高気温35℃以上の猛暑日になる日が多いでしょう。最低気温も高く、連日の熱帯夜となりそうです。お盆休みは、空模様を気にしながら、暑さへの対策を万全にしてお過ごしください。

●天気急変のサインは

局地的な大雨の前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
②「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、局地的にな大雨の可能性がありますので、ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士