22日(月)頃にかけて東北北部では断続的に激しい雨が降って大雨の恐れがあり、東北南部でも急な雨や雷雨の所があるでしょう。夏休みに入るお子さんも多い頃ですが、屋外のレジャーは天気の急変にご注意ください。来週にかけて猛暑・熱帯夜も増えるため、熱中症にも警戒が必要です。

●20日(土)~26日(金)大雨と猛暑に警戒

東北北部は、22日(月)頃にかけて断続的に激しい雨が降り、日本海側を中心に大雨になる恐れがあります。
梅雨前線が停滞しやすいためです。今夜から明日(20日)夕方にかけては、局地的に雷を伴って、バケツをひっくり返したような雨が降るでしょう。すでに地盤が緩んでいます。土砂災害や川の氾濫、アンダーパスの浸水などに警戒してください。

東北南部も土日を中心に大気の状態が不安定で、突然の雨や雷雨の恐れがあります。
23日(火)頃には東北南部で梅雨明けの可能性がありますが、その後も夏空は長く続かないでしょう。こまめに気象情報を確認してください。

一方、暑さは厳しくなります。
来週は35℃以上の猛暑日が福島や仙台でも予想され、夜間も広い範囲で25℃以上の熱帯夜になるでしょう。
寝苦しくなるため熱中症の危険がより高まります。食事や睡眠環境を整えて、こまめな水分補給を心がけましょう。

●屋外レジャーは天気急変に注意

夏休みに入るお子さんも多いかと思いますが、屋外のレジャーは天気の急変に注意が必要です。

山では雷雨の危険があるため、事前に気象情報を確認のうえ、山に入るか慎重に判断をして下さい。
万が一に備えて、避難できる山小屋の位置なども事前に把握しておきましょう。

海でも落雷は感電の恐れが高く、非常に危険です。
少しでも雷の音がしたら、すぐに海から上がって車や頑丈な建物に避難しましょう。

川では、晴れていても上流部の大雨で水位が急に高くなることがあります。
中州には入らず、テントを張る際は川から十分に距離をとりましょう。
最新の雨雲レーダーを確認して、上流部も含めた実況や今後の予想を確認しましょう。

●27日(土)~8月1日(木) 北部は長雨 南部は戻り梅雨

こちらの期間も雲や傘のマークが目立ちます。梅雨前線が東北付近に停滞しやすい予想です。
東北北部の梅雨明けは8月上旬に持ち越しとなりそうで、東北南部も梅雨が明けたとしても戻り梅雨がありそうです。
東北の夏祭りシーズンが近づく頃ですが、空模様を気にしながらの準備となりそうです。

暑さのピークは一旦過ぎる見通しですが、それでも湿度が高く不快な暑さの日が続くでしょう。
熱中症には引き続き注意してお過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士