今日8日も関東から九州は猛烈な暑さとなる所が多いでしょう。関東の内陸では最高気温が40℃に迫る所もありそうです。熱中症に厳重に警戒をしてください。

●関東の内陸では40℃に迫る所も

今日8日も、関東や東海、九州を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多くなるでしょう。昨日7日に続き、危険な暑さに警戒が必要です。

各地の最高気温は、東京と名古屋は36℃、大阪、高知、鹿児島、那覇は34℃、広島は33℃、福岡は35℃の予想です。昨日7日は静岡で40.0℃と今年初めての酷暑日(*)となりました。今日8日は、関東の内陸で、40℃に迫る所もありそうです。

一方で、大雨のおそれがある東北や北陸などでは、厳しい暑さは落ち着くでしょう。30℃に届かないものの、湿度が高く、ムシムシと感じられる気温となりそうです。

*「酷暑日」は日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。

●関東から沖縄の27区域に熱中症警戒アラート 危険な暑さに

今日8日は、関東から沖縄の27の区域に「熱中症警戒アラート」が発表されています。

熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。

この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。

●熱中症警戒アラート 発表時の予防行動

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士